第536話 『ギター協奏曲イ長調作品30』 ジュリアーニ

 マウロ・ジュリアーニさま(1781~1829)は、イタリア出身で、主に、ウィーンで活躍した、作曲家、ギタリスト。 


 本格的な、ギター協奏曲を最初に作曲したのは、ジュリアーニさまだろうとされるようであります。


 ギター協奏曲は、3曲残されていて、また、ギターの作品は150曲は、あるということで、フェルナンド・ソルさま(1778~1839 スペイン→フランス)とならぶ、ギター音楽の大家。


 最近有名な、ジュリアーニさんは、元ニューヨーク市長さんですが、このかたも、イタリア系とのこと。


 それはともかく、この協奏曲、全体的には、やはり、よく歌う、うきうき系音楽ですが、第2楽章も、いかにも、イタリア系音楽らしい、夕やみせまる、運河という感じの、なかなか、じゅわじゅわ音楽で、癒し度高し。(個人差あります。)


 そもそも、ギターは、たいへん、プライベートな、パーソナルな楽器で、音が小さいため、オーケストラに対抗するのは、難しい楽器です。


 なので、ジュリアーニさま以降、大作曲家さまも、ベートーベン先生のように、讃えこそすれ、この分野には、なかなか、手を出さなかったみたいな気がします。


 ギター協奏曲に、第2の黄金期がきたのは、20世紀であります。


 とまれ、これは、大変に、良い音楽です。


 うっとり、いたします。


 イタリアも、行きたかったけど、も、無理。


 『イタリアにゆきたしとおもえど、


      イタリアはとおすぎ、


           パスタ、たべる』

 




・・・・・・うつ  🍝 うつ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 

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