第513話 『交響曲第6番』 マーラー

 ベートーベン先生の第6番『田園』、シベリウス先生の『第6番』、ブルックナー先生の『第6番』、と、やましんの大好きな曲が並ぶ『第6番』なのでありますが、マー先生の『第6番』は、なかなか、くせ者です。


 マー先生は、夏の休暇にあわせて、避暑地に引っ込んで、作曲小屋で二年に一作、交響曲を書くというパターンを取っていたのだそうであります。


 これは、1903年から4年、1906年と書かれた作品。


 ときに、この交響曲、指揮者さまの考えで、楽章の順番が変わることがあります。


 これは、第2楽章と第3楽章、どっちが先か⁉️


 と、いふ、怪しい問題でありまして、マー先生ご自身、悩んでいたらしいとのお話しもあります。


 1963年以降は、『スケルツォ』→『アンダンテ』が定説となり、しかし、2003年からは、『アンダンテ』→『スケルツォ』が定説となりましたようであります。


 そこで、やましんが聴くCDでも、1991年録音のヘンヒェンさま指揮オランダ・フィルハーモニーの録音は、『スケルツォ』が先にされております。


 また、1982年のマゼールさま、ウィーン・フィルも、同様であります。


 バーンスタインさま、クーベリックさま、セルさまも同様ですな。


 早い話が、やましんが、いっしょけんめい、聞いていた時代は、たいがい、そうなってたんでしょう。


 でも、さっすが、アバドさま、1905年発売のベルリン・フィル盤は、アンダンテが先になっております。


 あれ、でも、アバドさまの、シカゴ盤は、スケルツォが先に来てます。 


 研究の動向に、機敏に対応したかな。


        🙄


 それから、この曲で、名高いのは、第4楽章の、ハンマー打ちです。


 作曲された当初は、これはなくて、あとになって発案された当初は、五回だったけど、第1バージョンが出版された際は、三回にされ、最後、第2バージョンで、二回になったとか。


 現在も、三回にしているかたも、あるようです。


 どういうふうに、解釈するかは、別に、自由でありましょうが、およそ、人知の及ばない現象や、悲劇、など、を象徴しているとかんがえるのが、普通のようには、思います。


 この曲ができたあと、マー先生を、悲劇が襲います。


 書くのがこわいので、省略。


 コロナさんが、これ以上の、ハンマーにならなきゃ、いいな。


 『うつうつ』ですが、癒し度は、かなり、個人差が出そうです。やましんは、癒されるよりは、さらに、落ち込む。


 とはいえ、アンダンテは、なかなか、じゅわじゅわであります。


 ま、たしかに、悩みますよね。




・・・・・・・うつ  😈 😇 😈  うつ・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 


 


 

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