第452話 『葦よそよげ』 シベリウス

 作品36の4。


 シベリウス歌曲の最高傑作とも言われる美しいお歌です。


 かなり、歌詞は分かりにくいですけどね。


 『死』を巡る意味合いであることは、間違いないです。


 1900年あたりの、作品とされます。


 ここには、具体的な人の名前が出てきます。


 インガリルさんという、たぶん、少女が自殺を図って、湖に沈んだお話しです。


 詩を書いたのは、グスタブ・フレーディングさま、と、おっしゃいますかたです。


 これが、実話なのか、創作なのか、つかめておりません。


 作品36の6は、既出の『三月の雪の上のダイヤモンド』です。


 なお、しべ先生は、『クレルヴォ』など、管弦楽伴作品の編曲など以外、歌曲には、『カレワラ』から歌詞を採っていないとのこと。


 短い歌曲なのに、前半と後半が、まったく違う、変化の大きなお歌です。


 ダイナミクス、音域、表現……、短いなかで、激しい変化を要求してくるので、しべ先生の歌曲は、なかなか、演奏が難しいようですけれど、聞く側には、繊細にして、どっしりした印象を与えます。


 スウェーデン語か、フィンランド語が主体なので、なかなか、巷では歌われにくいようですが、東京周辺のかたには、地方に比べて、割合、聞く機会もあるんだろ、と思います。


 やましんは、お外に出にくいので、演奏会には、めったに、行きません。


 オール・シベリウス先生プログラムなら、紙パンツを複数枚用意して、さらに、お面して、行きたいところ、ですけどね。なかなか。




・・・・・・・うつ  🌊 うつ・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 







 


 

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る