第347話 『ドナウ川のさざなみ』 イヴァノヴィチ

 ヨハン・シュトラウス(Ⅱ)さまの『美しく青きドナウ』とならぶ、ドナウ川がらみの代表作。


 こちらは、東欧出身の、かなりエキゾチックな音楽なので、日本の方には、むしろ親しみやすい作品。


 その証拠かどうかはわかりませんが、『唱歌』としても活用された作品でもあります。


 原曲は、1880年に、ルーマニアの作曲家、ヨシフ・イヴァノヴィチ(1845~1902)さまにより作曲。


 軍楽隊の隊長様であったとのことです。


 もう1曲、『カルメン・シルヴァ』という有名曲がございます。


 有名曲が、複数あるというところは、なかなか重要な事です。


 1889年のパリ万博で演奏されて以来、世界的に有名となったとのこと。


 実際、これは、大変によく出来た音楽で、形式的には、ウインナ・ワルツと同じような形で、いくつかのワルツが連続して連なりますが、なんといっても、このメロディーがすばらしい!


 なつかしい。


 郷愁を誘う。


 涙がこぼれそう。


 これが、大衆から受けない方がおかしい。


 むかしは、『ホーム・ミュージック』と呼ばれる分野で大人気でありましたが、さて、最近はどうなのか?


 最近のお若いクラシック音楽ファンの方は、最初から、ブルックナーさんやマーラーさんに挑んでしまうことも多いようで、それはそれで、実にすばらしいのでありますが、一方、関心のない方からは、頭からそっぽむかれていて、こうした、ライト・クラシックな、音楽分野が、もしかして~、いくらか衰退ぎみなんじゃないかなあ~~~~????? と、気になったりもいたしますが、ひきこもりやましんの杞憂かもしれません。


 日本語の『唱歌』のほうは、田村貞一さまによる作詞で、やましんの手もとの17センチ・ドーナツ盤では『ダニューブ川のさざ波』となっております。(ビクター KV-511 東京混声合唱団 うまい! ただし、女声二部。ちょと質素な感じが、かえってよいのかも。 )


 『月は霞む春の夜 ~~~~~~~~』


 という、出だしで、その後、桜が登場したりもし、いかにも、流れ流れて行く、『月の砂漠』風な、ジャパニーズ・エスニックな、よい雰囲気であります。


 気になる方は、探してみてくださいませ。


 ちょと、かぜぎみで、あたまがプッツン切れてます。(いつも、だろ!)


 みなさま、かぜにはご注意くださいませ。




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