第282話 『クオ ナテ デイ』(Quo,nate dei) シュッツ

 まあ、おそらく、一般には人気がない分野なのですが、合唱団にいる方は、けっこう、歌ったことがある方がある(変な言い方)のではないか、と思います。


 ハインリッヒ・シュッツ先生は、大バッハ先生の100年前に生まれた、ドイツ音楽の父とも言われる大物。(1585~1672)


 当時としては、大変に、長生きだった方です。


 シュッツ先生、シャイン先生、シャイト先生の3人で、ドイツ・バロック初期の『3S』とも呼ばれるお方。


 その作品は、わりと(かどうかは、しろとには、言い切れないけど)けっこうたくさん残っていまして、西欧からのCDも、かなり多く出ているところからみても、大変重要な方という、そういう、扱いなわけです。


 この曲は、『カンティオーネス・サクレ 作品4』に含まれる曲で、シュッツ番号59。


 日本語訳は、『神より生まれし方よ』という意味ということであります。


 しかし、ここで『うつうつ』に、あえて、出てきたという事は、つまり、たいへんよい、美しい旋律をもつ、癒し効果が高い音楽だから、であります。(個人差あります。決まり文句です。)


 テナーとアルトからはじまりますが、テナーのほうが高い(楽譜上は)旋律線を歌い始めるのですが、これが、まあ、じっつに、よい調べなのですなあ。その旋律線は、ソプラノに歌い継がれます。


 じゅわじゅわっ、ときます。


 この時期の音楽は、今の時代とは、感覚的に違いが大きいし、ましてや、この国とは、宗教的、社会的な背景も違うので、なかなか、捉えにくい感じが強いのですが、素直に聞いてみると、ほんと、よい旋律です。


 徳川二代将軍、秀忠さまが1579年生まれなので、だいたいそのあたりと同年代の方。


 そう思うと、大河ドラマなんか良く見る向きの方には、少し身近な感じがするでしょうか。(しないかな・・・・・)


 シェイクスピアさま、や、クリストファー・マーロウさま(映画『恋に落ちたシェイクスピア』では、いっしょに活躍していた。内容は娯楽ロマンス映画ですが。)が、1564年生まれ、とされるので、そこよりも20年くらい若い世代。


 やましんは、いなかったので、よく知りません。(あたりまえだろ。)




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