第262話 『水の上にて歌える』 シューベルト
シューベルトさまの大量の歌曲の中でも、やましんが中学生時代から大好きだったお歌。
シューベ先生の、他の多くのお歌と同様に、ピアノがものすごく雄弁です。
そこに、世にも美しいメロディーが乗っかります。
ときに、『水の上で・・・・』って、どうやって水の上で歌うのかな。
この詞は、シュトルベルグ様(1750~1819)が、新婚旅行の途上で書いたものだとのこと。
『揺れる小舟が白鳥のようにすべる・・・』
とあるので、ボートの上で歌うという、状況でしょうか。
夕方の赤い光の中で、今の幸福を感じつつも、時の流れはどんどんと過ぎ去り、やがて自分も、この時の流れの中で消え去るのだろうな・・・・・・
そんな感慨をもって歌われてる感じ。
シューベ先生は、お歌の旋律と、ピアノの美しい伴奏に、過ぎ去る時を、そうして、感慨深く歌う人の、喜びと少し愁いを帯びた感情を、見事に反映させています。
生きてるうちに、聞かなきゃ損なお歌のひとつ。
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