第245話 『ピアノ三重奏曲 作品17』 クララ・シューマン
クララさまは、もちろん、ロベルト・シューマン先生の奥様であり、当時、欧州最高のピアニストであったかた。(1819~1896)
まだ10代の時期の『ピアノ協奏曲』さんが既出です。
こちらは20歳台後半期に書かれた作品ですが、それにしても、これは傑作です。
特に、『うつうつ』的に申せば、『第3楽章』が非常に高い癒し効果を期待できる(効果には個人差があります・・・決まり文句です)よい音楽であります。
なんで、こんなものすごい才能を、半分以上、埋もれさせてしまったのかあ!
シューマ先生、そりゃあ、ないですよお。
とは、前回も申し上げましたでしょう。
作曲されたのは1846年だったようです。
作曲され、すぐ初演されたようで、当初から大変有名となり、クララさまの代表作と目される曲であります。
クララさまは、シューマン家の家計を支える大黒柱でありました。
お子様も8人生まれました。
つまり、演奏活動から、家庭内の事に、夫の世話に、きっと走り回る毎日であたことでしょう。
自宅のピアノを使用する時間が限られてしまい、練習時間が取れない状態もあったような。(取り合いになったこともあったらしい・・・)
なお、ロベルトさんは、当時ゲバントハウスにおける、メンデルスゾーン先生の後釜をねらっていたようですが、別項で、デンマークの大物、ゲーゼさまが後任になったとか書きましたが、その裏側では、シューマン先生が、大いに落胆していたというわけです。
また、この年あたりからは、ロベルトさまには双極性障害とおぼしき症状が顕著になりはじめ、1854年自殺未遂の末、1856年に亡くなります。
しかし、クララさまは、1896年まで生き抜きました。
大物理学者アインシュタインさま(1879~1955)は、すでに、この世にお生まれでした。
もうすこしで、コンピューター、人工衛星から核爆弾までもが登場した、あの、恐るべき20世紀が来る、というところです。
この21世紀には、この後いたい、何が飛び出すのでしょうか?
『猿の惑星』が実現するのかあ?!
でも、それらしき宇宙船は、まだ旅立っていないような。
やましん、あと、いかほど持つのか?
あ、しかし、クララさんは、りっぱです。
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