第208話 『ピアノ三重奏曲 第4番【街の歌】』 ベートーヴェン
本来は、クラリネットとチェロ、ピアノの作品。
クラリネットは、ヴァイオリンで代用可能。
かなり癖のある音型を持った第1楽章は、ベー先生らしい、しつこい音楽的追及もありますが(この飽くことなき追及こそが、ベー先生の音楽の特徴。)、第2楽章は、なんとも『じゅわじゅわな』慰めに満ちた音楽です。
この、飴と鞭のようなありかたも、べー先生の特徴のひとつで、わりと若いころから、すでにあったという事でしょうか。
この作品の題名の元になっているのは『第3楽章』で、当時流行していた、ヨーゼフ・ヴァイグル様作曲の喜歌劇『海賊 または船乗りたちの恋』の中の《アリア》(お歌ですな・・・)を主題とした変奏曲であります。
なので、『街の歌』なんだそうでありまして、やましんなどは、もう少しロマンチックな意味を想像していたことから、やや、拍子抜けという感じもありました。
もっとも、音楽自体は、大いに流行っていたと言うだけあって、いかにも楽しい『うきうき』音楽。
だから、本来『うきうき』に入れるべきだったけれど、勢いで、こっちの方に入ってしまいました。(このところ『うつうつ』気分が強いため。)
1797年、ベー先生29歳の作品。
まだ、売り出し期間中で、世間と、いっしょうけんめいの、お付き合いをしていた時代でしょう。
やましんも、そうだったもの。たぶん。
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