第115話 『レクイエム』 デュルフレ
何か、悲しい事故や事件が多く、なんとなく『レクイエム』が続いてしまいますが・・・
フォーレさまの名高い『レクイエム』さんの跡継ぎのように扱われている、有名作品です。
でも、作曲は、1947年ですから、現代音楽と言ったって、良い作品であります。
20世紀に書かれた『レクイエム』のなかでは、最高の人気があります。
やましんごときが、どうのこうのと言う資格も立場も学識もございませんけど、確かに、『怒りの日』の扱い方からも、フランスの『レクイエム』の流れにある傑作なんだと思います。
大きな音を出す準備は、実はちゃんと整っていて、それを示唆する場面もあり、この静かで淡々とした音楽の背後には、何らかの怒りを大爆発させる能力が潜んでいることを知らしめてもいるようです。
それは、やはり近代的なあり方かもしれません。
フォーレさまの場合は、そもそも、そうした意図も準備もない感じです。
また、作曲の過程が、元々、グレゴリオ聖歌に基づくオルガン曲から発想が始まったということから、大変伝統的で、やや古風な感じで、むしろフォーレ先生のほうが、よりロマンチックです。
CDなども、フォーレさまとセットになってることが、良くある感じで、合唱団員あたりには、ありがたい気もします。
ただ、あえて言えば、もう少し、フォーレ先生から、独立させてあげたい気もします。
静かに、一人で真夜中に聞くと、癒し効果もかなりあると思います。(個人差あり。これ、決まり文句ですから。)
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