第11話  レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア

 もう相当昔、ぼくがセールスマンをしていた時代に、夜、「夜訪」をしている時に、しょっちゅうかけていたのが、この音楽でした。(当時はCDじゃなくて、カセットテープでしたが。それでも、まだ、8トラックなんて、あった時代で、カセットは、なかなか第一線のオーディオグッズだったのですが。)


 第一組曲から第三組曲までありますけれど、それはまあ、一番有名なのは第三組曲の「シチリアーナ」でございましょう。

 もともとの作曲者が誰なのか、わからないと言われる「名旋律」ですが、世のクラシック音楽好きのおじ様たちは、心のどこかに、大概ひっそりと良い席を与えているに違いない、ちょっと特別な音楽です。


 ただしぼくは、その前の「宮廷のアリア」が大好きです。

 これまた、なんとも疲れた心に、じゅわ~~~~~っと「よく効く」音楽なのです。


     🎻


 レスピーギさんは、「ローマ三部作」でことさらに有名で、割と管弦楽の派手な、幅の広い盛り上がりが印象深いのかもしれないのですが、これも有名な「鳥」にしても、「ドリア調の弦楽四重奏曲」にしても、古楽復興の騎手としての面目躍如という感じの作品がやはり印象的です。


 その最高の人気作が、この「リュートのための古風な舞曲とアリア」という名作であります。

 当時ぼくが必死に聞いていた演奏は、ネビル・マリナーさんの有名な録音です。


 この方は、「録音」という事になると、その素晴らしい実力をいかんなく発揮する、録音の大名人です。ものすごい数の録音があります。


 そこで、なかなか演奏会に行けない人にとっては、カラヤン氏とともに、ありがたい方なのです。(演奏会派の方、もしかしたら、申し訳ありません! このところトイレが近くて、なかなか行けないものですから・・・。)

 


・・・・・・・うつ ✴️ 🎻 💎 ✴️ うつ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

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