第579話

「ふ~……!」

 大きく息をつき、病院を振り

返った。

 今、先輩が命懸けの手術をして

いると言うのにチカとデートの

約束をしている場合ではない。


 病院内へ戻ろうとした時、

背後から声をかけられた。

「よぉ、ボウヤ!」

 聞き覚えのある渋い声だ。

「え?」

 振り返ると、強面(こわもて)

のヤッちゃんのような男が、

こっちに向かって歩いてきた。

 警部の毒島(ぶすじま)と

言う男だ。






 


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