140:竜の眠る街

 聖なる祠のある崖に連なる、最弱洞穴の出口にある斜面。その木々の狭間に入り込み、シャリテイルを先頭に俺たちは登っていく。


「なにかあるのか」

「ううん、なんにもないわよ。だからちょうどいいかなって。この辺では、一番近い高台だから」


 洞穴面アイコンのあった場所でもある。元のゲームでも序盤のフィールドだし、重要なものは何もないはずだ。

 高台から何かを見たい……いや、何を見せたいんだ?

 時に見えるシャリテイルの横顔は険しい。辺りを警戒しているためもあるだろうが、何か考え込んでいるようだった。


 ざくざくと足元から鳴る、柔らかな土に混じる枯れ枝や落ち葉を踏みしめる音を聴きながら、急な傾斜を登り続ける。ときに杖が振られ魔物の叫びが聞こえてくる他は、やけに静かに思えた。

 俺ほどの足音を立てることなく前を歩くシャリテイルの、翻るケープを目にしながら、あれこれと頭に浮かぶことを全て追いやることに集中する。


 何かを聞きたいのではなく、わざわざ話したいというんだ。俺にとって良いか悪いかなんて、自分のことばっか考えるんじゃなくて、シャリテイルのためにしっかり聞かなきゃならない時なんだと思う。

 それでも黙っていると余計な不安は浮かぶ。

 こんな時は別の事を考えるに限る。


 そこで、ずっと無視していた振動音の出どころを見下ろした。

 スケイルが、ぐるるぐるると喉を震わせ続けていたが、寝ているわけではないし、構ってもらえないと不満げでもない。シャリテイルの邪魔にならないようにと小声でスケイルを呼んだ。


「よく空気読んで静かにしてたな」

《グ? 空気とは見えぬものではないのか?》

「そうじゃなくて……あれこれ聞きたがるかと思ったんだよ」

《つまらぬ話だったからな》


 つまらなかったのかよ!

 こっちは驚いたというかショックな事だったのに。


「だったらついでに、俺が話を聞く間は静かにしていてくれると助かるかな」

《構わぬが。それより、あの祠をもっとよく見たかったのだ》

「また今度な……待て、よく見たかった? まさか、中に入れるのか?」


 またあの場所に行けるなら――期待の目を向ける。


《うむ。結界とやらが崩れてしまって構わないなら当然》

「構うに決まってんだろ!」


 まったく……どこか抜けてる奴だ。

 そういえば舌で触ろうとしてたが、あれで溶けたりしないだろうな。


「祠に触るなよ?」

《我も故意に崩しはせん》


 過失も怖いわ。


 シャリテイルの歩みが変化したため見上げると、こちらを向いている顔と、その背後から光が強くなるのが見えた。


「着いたわよ」


 木は取り除かれているが、頂上だからと広場やベンチなどがあるわけもなく、平らではない地面の中央に、忽然と土色のかまくらが現れた。


「入り口よ」


 ここが初期の洞穴面か。俺にはいつたどり着けるともしれないんだが。初期値、間違ってんぞ。


 シャリテイルがその暗い入り口を避けて背後へ回った。

 かまくらは炎天族ほどの高さで、入り口の反対側は傾斜しており滑り台を思い出す。そこをシャリテイルはごく自然に上っていくが、俺には手をつかないと滑りそうな傾きだ。そろそろと這い上ると、シャリテイルは座って足を投げ出していた。

 シャリテイルが手で真横を叩くから、おずおずと隣に座る。


 視線を前に向ければ木々の邪魔もなく、透き通るように淡い青空が見渡せた。その下には街が一望できる。

 ごちゃっとした住宅の迷路。その奥には砦の頭が覗き、すぐ奥には黒い山腹が麓を緑に変えながら左右の山へと広がっていく。

 まるでフィールドマップを見ているようで、不思議な感覚に陥る。

 改めて見れば、本当に小さな街だ。それでいて、ごちゃっと色んなもんが詰め込まれている。外を知りもしないのに、この世界が凝縮されたようにも見えた。


「綺麗だな」


 思わず感嘆の言葉が口を衝く。


「うん……ここまで、人間は諦めずに、頑張ってきたから」


 失言だったかと口を閉じた。

 毎日魔物と対峙しているシャリテイルに、風景が綺麗だとか能天気すぎる。


「いい街並みだよなって意味で……」

「同感よ」


 また、なにかが引っかかる。

 どこがと言われれば、他の奴らとは違う反応?

 フラフィエやストンリや、他の奴らの態度を思い出して違和感を抱く。

 思えば、邪竜に懸念を示したのは、俺が知る限りではシャリテイルだけじゃないか?

 初めから邪竜やら封印やらについて、俺の危機感の通りに反応を示した。

 前にもそう思った気がするが、ギルド長や大枝嬢らも懸念を見せていたため、そんなもんだと考えた。でも、ギルド職員は一般の住人とは言い難い立場にある。

 ただ、ギルド職員よりも強い反応じゃなかったか?

 ギルドお抱えというのもあるけど、ただの冒険者では、ないんだろうか。


「続けるわね」


 気を引き締めなおして頷く。


「あなたが英雄の居た隠れ里で育ったなら、知っていることがあると思うのよ。タロウにとっては当たり前で、他の人は知らないことがね」


 きらりと光った瞳には、真剣さの中に微かな期待が透けて見えた。

 恐らくシャリテイルが期待するのは、そいつ個人の情報か遺されたものがないかといったことなんだろうが、生憎と何も知らない。


 本当に、そうだろうか?


 プレイヤーがそいつとしてゲームを遊んだなら、それが辿った人生になるんじゃないのか。いや、そもそも時代が違う……今思えば本当に、あのゲームは何がしたかったんだろうな。

 スケイルが半目でうつらうつらしている、不気味な光景の下にあるはずのコントローラーを見下ろす。こいつで遊んだ、最後のゲームなんだよな。

 取り出して膝の上に置くと、スケイルの頭がカクンと傾き舌が口の横から垂れた。


「詳しいことは、何も知らない……俺にある手がかりは、こいつだけだ。英雄のことは、最終的に何をしたか知っているだけなんだ」


 そう言ってはみたが、その『最後に封印した』ことにさえも違和感が膨らみ、どんどんと疑問は増えていく。


 あっと思い顔を上げた。

 これじゃ、英雄に憧れて故郷を出て来たのさえ怪しい根拠になってしまう。


「うゅーん」


 が、シャリテイルは自分の顎を指でつまんで引っ張り唸っていた。

 なんの音だよ。


「ちょっと、まとめてみた方がいいかしら」


 またぶつぶつと呟いている。私の知っているのはこうよとの前置きの後に、シャリテイルは一息に言った。


「彼は体質が役立つならと故郷を出て王都の研究院に移り、聖魔素を集める旅をしつつ、各地の隠れ里へレリアス王国の庇護下へ入るよう説得して回った。その間にも結界石の研究に取り組んでいた。そして邪竜復活時には、封印までの季節を二巡りもする間を、この周辺に結界を設置するためにジェネレション領で過ごしたというわ。故郷でさえ彼の情報が少ないのも頷けるわね」


 え、ええと、ものすごい活動的で、無私の人じゃないか……俺とは大違いだ。

 切羽詰まれば誰でも必死になるにしろ、同じ状況に置かれたって俺がそこまで周りに気が配れる気はしない。

 とにかく、その英雄の情報が少ないから余計にか?

 俺に中途半端な知識しかなくとも、隠れ里から来たことは本気で信じてるんだ。


 だとすると、俺が隠れ里に居たとして英雄の親類でもないなら、コントローラーの出所が怪しまれるんじゃないか?

 実家に隠されてたとか祀られているのを盗んできたと疑われて、故郷はどこだと問い詰められたらどうしよう……。


「し、知りたいことがあると言う割に……シャリテイルも、やけに詳しいよな。他の奴らと違う、行動の理由がある。そうだろ?」


 つい牽制するように話を振ってしまったが、シャリテイルは腰に手を当て、顎を上げてキリッと表情を作り直した。


「前回の封印任務に携わった者を率いたのは、聖者リベレス・ハゾゥド様。なんと、ビオちゃんのお母さんなのよ!」


 唐突に誇らしげに言われたが、それとなんの関係が?

 いや意外だけどさ。

 ギルド長の話からは聖質の魔素を持つ体質が、遺伝するようには聞こえなかったけど、受け継ぐ者もいるんだろうな。

 元気に言ってのけたのは一瞬で、またシャリテイルの表情は憂いを帯びる。


「そのハゾゥド様の護衛を務めた一人に、私のお母さんもいたの。ディプフ王国の使者として参加していてね」


 マジかよ。

 だから、あの気難しそうなビオと、すぐに仲良くなってたんだな。


 シャリテイルは祠の方向を見るように、視線を下へ向けたまま続ける。


「他には、カイエンの親族もパイロの使者で、ハゾゥド様の仲間だったわ」

「……カイエンの親?」

「うーん、そうなのかしら。炎天族というか、パイロ王国内の関係って難しいのよね。小さな一族の塊が一つの家族みたいな感じ? 族長のような人が、実の両親以外でも父親と同じような存在らしくて……」


 どうやら同じテントで一緒に暮らす者は、みんな家族ということらしい。同じ釜の飯を食った仲間みたいなもんだろうか。

 荒野で野生動物に囲まれた昔ながらのキャンプ生活をしてる者も多いとかで、頭にはサバンナでバーベキューな風景が浮かんだが、俺の貧困な想像力ではそれが限界だ。


「な、なんとなく分かった。とにかく、当時の関係者の肉親と……まさか、それで、母国の特別な任務を今も続けているとか?」

「そんなのは、ないけれど。多くの人が関わったのだもの。結構そういう人、多いのよ?」

「そういえば、フラフィエやストンリも、そんなことを言ってたな……」


 そこが、出稼ぎにきた奴らとの間に感じた危機感の差なのか?

 ただ、フラフィエたちとは温度差を感じるし、関係者の中でも重要な役割を担っていたかどうかにもよりそうだな。

 わずかに息を詰めるような間の後に、シャリテイルはこちらを振り向く。


「そしてもう一人、ハゾゥド様の仲間だったのが英雄なの。彼は頭全体を覆う兜で顔を隠し、体の特徴も見せないよう常にマントをまとっていたそうよ」


 顔を、隠す?

 ゲームの説明書にあったイラストが頭を過ぎって、息をのんだ。

 顔が枝葉で隠れていたのは、感情移入しやすくするのに、余計なイメージを排除するためだと思っていた。


 兜こそないしマントとも言えないが、俺もポンチョ姿で、これは他の奴らには見ない恰好だ。

 これも重要な要素なんじゃないのか。

 装備で隠せばいいなら、わざと顔だけ物陰に隠す必要はないし、ゲームなら濃いキャラになりそうなもんだ。

 なんで、こういったことがゲームでは語られなかったんだよ?


「姿を、隠していた……」


 隠す必要があった?

 それも、おかしい。

 ゲーム中では街でレギュラーキャラクターと会って会話イベントを進行し、好感度を上げると会話内容が変化する。

 その結果は次回の探索時に雇うと、多少なり装備かステータスが良くなるとか、ユニークスキルを覚えるといったものだ。メインストーリーには全く関わらない。


 なにより気になるのは、そういった会話の中で、種族の追求はなかったことだ。必死に思い出すが、種族差に関する否定的な話はなかったはず。

 どのキャラもプレイヤーキャラが人族の冒険者であることを、当たり前に受け入れていた。


 まるで、英雄にまつわることでゲームになかった情報に法則でもあるようだ。

 聖者や研究院など聖魔素の詳細に、人族に関する背景などに集中してる?

 ゲーム性を邪魔する要素が排除されたのではなく、排除されたことにさえ意図があるってのか? そんなん分かるかよ……。


「思い当たることがあった?」

「少し……」


 嘘とも事実とも言えず、曖昧に答える。

 なぜかシャリテイルは力が抜けたようで、柔らかな笑顔で空を見上げた。

 ただその目は、別の場所を見ているようだ。


「なんで詳しいのかってね。ことあるごとに、お母さんが話していたからよ。多分、余さず、全てをね」


 柔らかな笑みは、歪む。


「いつも、いつも聞かされたわ。いかに楽しい大冒険だったかって。辛さを隠して、無理に笑って話しているのは子供心にも分かった。きっと、とても大切な人だったのよ。英雄が望んでも、お母さんは忘れたくなかったし、誰かに覚えていて欲しかったんでしょうね」


 胸が痛む。

 俺が来る前から、この世界にも時が流れていることが実感できたようだった。

 今ここにシャリテイルが存在するまでの歴史があるんだと、意識してしまった。


「それって、その……母親と、英雄は、良い関係に?」


 それでシャリテイルが産まれたのかなんて考えたが、ばっさり切り捨てられた。


「いやね、背中を預けられる仲間だったのよ。もちろん、強い絆で結ばれていたのは確かでしょうけど」


 うわ最高に気まずい。

 シャリテイルは、まったく気にしてないようで話を続ける。


「邪竜を封印した後も、やることはたくさんあったそうよ。魔物が急増して混乱した国を守るために、お母さんは大森林に戻って、同郷のお父さんと結婚したわ」


 あ、そうなんだ。

 大体な、聞くまでもなく歳が合わないだろ!


「みんな、それぞれそうよ……生き残った者はね」


 以前の封印前に、各国が使者を出して一緒に働いた。邪竜対策の手がかりを探るために。そして封印後は各々国に戻るなりして貢献したと。

 各々の違いを認め合うからこそ、己の種族や故郷を守りたいといった気持ちも強いんだろうか。

 そんな風に感じて、俯いた。恥ずかしいような情けないような不満なような、ごちゃごちゃした感情は、俺が日本での倫理観を引き継いでるからだ。


「なるほど、だからシャリテイルも、冒険者としてここに居るんだな……あ、ディプフの使者を継いだんじゃない?」

「使者は継ぐものじゃないわ。ずっと話を聞いて育ったから、ここに来たくなったのは、そのとおりね」


 俺にヴリトラマンを植え付けた親父を思い出す。

 親ってそういうところあるよな。こっちが主張できるようになれば諦めてくれるが、自分が好きなもんを押し付けるというか……いや、さすがにそれと比べるのは、軽すぎるかな。


 確かシャリテイルは、何かを期待してこの街に来たはずだ。皆がそうだという言い方だったが、あれは個人的な心情に思えたんだ。こうして話を聞けば、それは間違いないだろう。


「シャリテイルも何か希望があって、この街に来たんだろうと思ってたよ」


 だからそう言ってみたが、シャリテイルの横顔から、すっと表情が消えた。

 えぇ、まさかの地雷?


 表情を消すとガラス玉のような瞳が、ますます人形めいて映る。

 ただ、もう気味が悪いとは思わなかった。

 見せないようにしたから余計にか、悲しさが伝わってきた。


「想像してみて。邪竜を封印できたとして、まだ街も、こんなに家も人もなかった頃のこと」


 結界柵も満足になかった、だだっ広い荒地。

 今なら、その光景が想像できる。カピボーの海なんてものじゃないだろう。結界が少なかったなら、中ランクの魔物が押し寄せたはずだ。


「フラフィエちゃんやストンリのような職人も少なくて、ううん、職人も戦わなければならなかった。邪竜を山へ追い詰めるだけでも、多くの人たちが亡くなったのに、封印したから万々歳で終わりじゃなかったのよ」


 想像したくないのに、俺の中には既に魔物と戦う皆の光景が記憶にあり、再現されてしまう。


「ここを守るのに、戦い続けた。邪竜との戦いで生き延びた人の多くが、残された魔物たちと戦って命を失った。かろうじて生きながらえた者も、その時の無理がたたって亡くなったわ……お母さんも、そう」


 淡々と綴られる言葉に情景が重なり、ちりちりと胸や精神が焼けるようだった。


「だから、お母さんは私に全てを遺したのよ。戦い方や邪竜や魔物のこと、レリアス王国の取り組みや、ギルドについても。まるで生き急ぐように、私に知り得ることを全て教え込んだ」


 シャリテイルの母親は、大森林に戻って家族と静かに暮らそうとした。でも、忘れることができなかったし、また未来に復活すると考えれば落ち着いていられなかったんだろう。多くの資料があるからと、レリアスの王都マイセロに移った。初めはシャリテイルにも使者としての活動を考えていたのだろうが、冒険者ギルドが出来たのを見て、別の望みを持ったようだ。


「使者として、国や民同士を取り持つ立場ではなくて。別の形でもいいから、この地を忘れないでほしいと、願ってたように思えたのよ。だから、私はこの冒険者街に来た。多分、これだっていう何かを、見届けるまで――」

 

 淀みなく紡がれる言葉が、耳を通り記憶に蓄積されていく。


「シャソラシュバルだけじゃないの。ここはね、多くの英雄が、眠る地なのよ」




 母親が、前の英雄の仲間だった。

 そうなるとシャリテイルは冒険者の中で、なにもかも特別な立場だと思う。能力や知識にギルドでの扱い、それから考え方も。

 そういった下地があったからなんだ。


 聞いた事実が、ここで過ごした体験やゲームの記憶などもまとめて絡みとっていき、扱い切れないほど複雑な気分だけが胸に残る。

 ようやく自分の人生から、ゲームの世界が切り離せそうだと感じ始めていた。

 この世界での俺自身の人生が、見いだせそうな気がしていたのに。

 やっぱり何もないままでは、終われないんだろうか。




 しばらくどちらも黙り込んでいた。

 横を盗み見れば、山を見上げるシャリテイルの表情は曇っている。

 怒りや悲しみとも違う、どうしようもない何かを目の前にしたようで、話しかけづらい。


 シャリテイルは、まるで自分が体験したことのように語った。

 それだけ何度も聞かされて育ったんだろう。

 俺には、随分と重い話だ。


 ここには黙祷といったものはないのかな。

 でも山を見上げるシャリテイルは、何かを祈っているような気がした。

 細い金の髪が風になびいて頬を掠め、不謹慎にも綺麗だと、見惚れてしまった。


 目を逸らして俺も山を見上げ、この地に散った人々の安らかな眠りを願う。

 願わくば、邪竜の眠りも永くあるようにと。


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