135:淀み

 早くも静寂は断たれた。

 俺の独り言が移ったのか真似しているつもりなのか、スケイルがグェグェと喉を鳴らして文句を呟きはじめたからだ。

 振動するように腹に響くから地味に気になる。


《我が幾ら主のマグを節約しても、動けぬとあれば働き損ではないか》


 それ、お前が遊ぶ分だろ。

 俺の精神を蝕む行動を許してやってるだけでもありがたく思えよ。


 まあ、さっきまでのように、毟ったケダマ草の袋に齧りつくような邪魔はしないだけマシだから放置しておこう。


《ええい、こうなれば……あやつで間に合わせてくれる!》

「グオォ!」


 は? 誰だよ。


《さあ無謀なる愚者よ、来るがいい!》

「あっこら急に動くなって!」


 側の木陰から敵が飛び出した。


「キェシャー!」


 スケイルは思いっきり首を延ばして、グワッと大口を開く。

 そしてバクンッ――と、閉じられた。

 馬鹿正直に真っ直ぐ飛び込んだカピボーは、もっしゃもっしゃと咀嚼される。


「食うのかよ!」


 おえ、軽くホラーだ。


 なにか、違和感があるな。

 気味の悪い光景を嫌々凝視する。赤い煙はスケイルに吸い込まれていると思ったが、下に流れている。コントローラーに吸われてる?

 いやそれだけじゃない。体に近いから分かり辛いが、こっちにも流れてきてるような……。


「……まさか、マグを自分で回収できるのか?」


 だとすれば俺が注文してしまったマグ回復石の意味は一体。


 続いた二匹目に喜々として食いつくスケイルを、頭に血が上りそうになるのを抑えて見下ろした。

 スケイルは俺を見上げて目を見開き、口の端からはみ出ていたカピボーの尻尾がつるんと飲み込まれる。


《ご、誤解するな、間接的なものだ! 我が直接補充することはできぬ!》

「ほう、お前が倒しても、マグは俺に吸収されるとでも?」

《その通りである!》


 で、またお前が利用すると。


「寄生してるから、俺も享受できるってことか」

《共生と呼べ!》

「おい、だったら抜け出しても倒しながらだったら、やっぱなんでもない」

《抜け出してよいのか?》

「やめろ気のせいだった!」


 全身抜け出すのにマグのほとんどを使うんだった。がくっと気が重くなるし、できるだけ避けたい。

 そもそも俺の魔力メーターが足りない分を、どうやってかは知らないがスケイルが誤魔化しながら顕現させるんだろ?

 それでも極々短時間しか出てこれないようだし、維持分を常に回収しようとしたところで容量の最大値が足りずに意味はないはず。


《どのみち、この周辺の魔物では食い足りぬ》


 背高草が立ち枯れたように、スケイルのアホ羽がしおれた。ほんと妙なところで器用だな。

 まあ確かに、低ランクの魔物なんか一山程度じゃ、そもそも維持分さえ集められないか。


「でも、その頭だけの状態なら、まったく無意味でもない?」

《弁当ほどの効果は望むべくもない。霞を喰らっているに等しい》

「俺は燃費クソアイテムに呪われているのだろうか」

《呪いの類は臭わぬが》


 ふんふんと鼻を寄せるスケイルを押しのける。

 はぁ……溜息が止まらない。


「何もしないよりましか……スケイル、カピボーが飛んで来たら任せる。それがお前の仕事だ」

《ようやく我の主たる自覚が出てきたようだな!》


 ばさっと冠羽が広がった。偉そうに言ってるが嬉しいらしい。

 別の意味でうるさくなったが、構ってくれと絡まれるよりはいい。そう思ったのも束の間でした。


《待てども、あれから敵の気配がない》


 しまった。

 来がけは無意識に俺が片づけたから、まだ増えるまで時間がある。恐る恐る様子を窺えば不貞腐れているが、どこか哀愁漂う蜥蜴。異様だ。


《それにしても、精が出るな主よ。我は両側から挟まれて邪魔である》

「忘れてた。いつも左側に括ってたから」


 ケダマ草を詰めた袋の一つを背中側に括り直した。


《その汚らわしい草が敵と言うが、どのような攻撃を仕掛けるのだ。我には見当もつかぬ》

「まさか、お前ほどのやつが見て分からないのか? こんな気持ちの悪い草など、敵に決まってるだろうが。ケダマそっくりだろ?」

《主の癖に小賢しいことを……ケダマにそっくりなことくらい理解しておるわ!》

「それを聞いて安心した。名前の通り、こいつはケダマの元締めらしいからな」

《ケダマの支配者だと!? なんと我が眠りついている間に、そこまで知恵を付けたか。なるほど、根を張り身動きできぬため己の眷属を生み出したのだな?》

「お、なかなかいい設定だなそれ」

《設定?》


 スケイルは目を細めて疑わし気だ。


「なんでもない。あとこの辺を毟ったら終わるから」

《しばらく様子を見ていたが、主でも事足りる相手では我の出番はないな。敵のない今、少しまどろむことにしよう。では殲滅したあかつきには呼ぶがよい》

「ああ、そうする」


 スケイルは目元まで鞄に沈んで目を閉じた。完全には引っ込まないのかよ。

 まあいいか。お前の出番ねぇーから。




 最後の袋を一杯にして、空を見上げた。

 すっかり日は中天をとっくに過ぎている。


「……来なかったな」


 さすがに今から来たところで、そう話ができるとも思えない。簡単に伝えて終わり、といった話ではない雰囲気があった。これ以上は、ここで時間つぶしも無意味だろう。

 今までシャリテイルは、不意の行動にも対応できるよう十分な時間を取って訪れていたと思う。ほとんど悪だくみのためだが、偏った知識を矯正するとかで、質問ばかりの俺と話すことも含めていたようだし。

 シャリテイルから約束とまで言ったにしては珍しいと思うが、俺が垣間見た程度の現場でもあんな状態じゃ、どうしようもないよな。


「クアァ……」


 うつらうつらしながら、大欠伸しているスケイルを見下ろした。

 こいつに欠伸の必要あんのか?

 そんな疑問は脇に置くとして、目にしたひどい崖崩れの光景を頭に描く。

 それで思い出した。そもそも俺が連れて行かれたのは、土砂の運び出しなどを見積もるためだ。

 すでに何かしら伝えてあるのか、それも俺と話を終えてから報告すべきことを、まとめるつもりだったのか。それどころじゃないのかもな。さらに何か起こっていてもおかしくはない。


 心配になってくるが、引き受けたからには俺なりに考えをまとめておくか。結果的に役に立たなくてもそれはしょうがない。

 状況を記憶から掘り起こす。洞窟の通路の分岐点だろうか、土砂でみっちり埋まってた。正直、あれを運び出すのは諦めた方がいいと思う。

 あの完全に埋まった場所は、初見の確認時にはなくて、俺たちが見に行った時に崩れ切ってたんだろ? だとすれば、迂闊に近付くと二次災害が起こりうる。


 かといって、あまり魔物を放置して同じ場所に吹き溜まるのも良くないんだったな。どうにか別の無事な通路から向かうようにはできないんだろうか。

 硬い岩盤の場所もあれば、硬すぎるだけの土の壁もあるようだったし、近い洞窟から壁に穴を開けることも考えた方がいいんじゃないか?

 どっちにしろ危険だな。

 計測器なんかありそうにないし、地質調査は主に森葉族頼りになるだろうし。


 素人の俺に出せる結論は……大人しく迂回しよう!


 不確定な魔物の動きを気にするより、いのちだいじに作戦で。

 そりゃ、たんに運び出すだけというなら、鉱山の奴らも含めればできなくはない量には見えた。あの場所限定ならな。

 ただ、魔物対策に護衛も大勢連れていかなきゃならないわけだし、他にもあんな場所が幾らでもあるなら、どこかは諦めるしかないだろう。

 足元の破片やらを片付ける程度なら、地道に運び出すだけだし俺でも手を貸せるくらいのもんだ。また護衛に人を割いてもらわなきゃならんが。


 これだけ伝えればいいか。場所の優先順位なんかは、詳しい奴らが決めるだろうし、俺から他に言えることはないな。


 しかしほんと魔物は面倒だ。同じ場所に吹き溜まると良くないとか……ん?

 その現象、どこかで気になったことがあるぞ。


「ビチャーチャだ」

《なんだ、それは?》


 スケイルは、きょろきょろと辺りを見回しだしたが今は何もないからな。


「こっちの話……そうだ、結界を抜ける魔物なんだが聞いたことないか?」

《ビチャチャーン? そのような魔物は知らぬ》


 俺みたいな聞き間違いしてんじゃねえよ。


「魔物とも言えるんだな。いつも赤いものどもと喚くから、こだわりかと思ってた」

《こだわりも当然であろう。それらが涌き出た頃に我も生まれ、研究院で学んだのを忘れたか》

「聞いたっけ。へえ同じ時期に生まれたのか。本当に似たような存在なんだな」

《似ておらぬ!》

「とにかく、どれだけの種類を知ってる?」

《全てだ。別の研究者から報告書が届いてな。以前の主の班も、それらが正しいか再確認に出向いたのだ》

「なるほど」


 それでなんでケダマ草の話を信じるんだよ。そんな変化があっておかしくないほど長い年月が経ってるんだろうけど。

 とにかくビチャーチャを知らないとなれば、ほんの少し興味が湧かなくもない。探し漏れはないと思うが、当時は存在しなかった可能性はある。なんせ体は泥で、中身は気持ち悪いマグの塊だ。生物から姿を借りているという法則から外れるもんな。


「よし、強い敵の居る場所に行くぞ!」

《おお、ようやく覚醒したか!》


 ケダマ草袋をベルトに括りつけると奥の森へと走った。




 湿った地面に差し掛かり速度を落とす。もちろん訪れたのは沼地だ。

 俺に来れる場所の中では最も過酷な環境だぜ。


「そろそろだ」

《む、主よ。つまらぬ物の気配しかないが、そこに》

「ぬわっ!」


 スケイルの言葉が終わる前に、足元の腐れかけたような下生えを割って、大きく黒い影が躍りかかる。素早く腕を盾にして防ぎにかかるが……出した位置が高すぎて、腹はノーガードとなっていた。


「ぼべっ!」

《やはり小物ではないか。我を失望させるな、主よ……》


 小刻みに跳ねて襲いかかってくるのはノマズだ。

 甘い。

 幾度その攻撃を受けたと思っている! つか受けすぎ!


「よゆうで、でかい、だろうが! そいっ!」


 俺は体勢を立て直すやノマズを掴むと、跳び付く勢いを受け流すようにして体を捻り、背にしていた幹に叩きつけていた。

 こいつは何度か体当たりして、こちらが倒れたところを髭で刺して弱らせるようだからな。その前に長く不気味な髭を二本とも掴み、ノマズの頭を足で押して千切ってやったわ。


 ごろんごろん柔らかな土を散らして転がるノマズを追い、気を取り直しかけたところを狙って平たく長い尾を両手で掴んだ。


「お前は、弱っているのかどうか、分かり辛いんだ、よ!」


 ハンマー投げの如く振り回して、ノマズの体を再び木に叩きつける。

 びたーんと激しい音が響き、落ちてぴくぴくと震えるノマズにナイフを振り下ろした。


「ふっ……一丁上がりだぜ」

《無様なり》

「いつもは、こんな端からは来ないんだよ。たまたま間が悪かった……げっ!」


 落ち着く暇もなく、沼付近から畝が盛り上がり近付いてくる。大きな音を立てすぎたか。

 慌てて湿った場所から大きく後ずさったときには、またもやノマズが顔を出す。

 が、それで終わらず大きな畝の数は増えた。

 今日はノマズ祭りかよ!

 普段はフナッチの群れの中に混ざってるくらいだってのに。だが、位置が見えていて対処できない相手ではない。


「真正面から来るとは、いい度胸だ」


 陸に上がったノマズが飛び込んでくる勢いに合わせて、ナイフを眉間に突き立ててやれば、容易く縦に裂けてマグの雨を降らす。

 すぐ後に続く一匹へは膝蹴りを叩き込んで距離を取り、三匹目の奴には引いていたナイフで再び突く。四匹目と転がっていたやつが戻るのは、ほぼ同時。

 そこで両手で持ち直したナイフを、腰を捻って真横に振り抜いた。

 二匹は空中で両断され、分かたれた胴体は方々へ飛びながら赤く溶けて行った。


「グャアッ!」

《鼻にぶつかったではないか!》

「相手は小物なんだろ?」

《それは公平ではなかろう! 身動きが取りづらい上に、主の腕で死角となっていたのだからな》

「ごめんごめん。ほら、まだ来るぞ」


 後はフナッチか。

 硬い地面の上では全く危険のない相手だ。

 お前らなど、十匹並ぼうとも片手で上からぷすぷす刺すだけで死滅する存在。

 すなわち――たこやきを引っくり返す要領でな!




「ふぅ、ひとまず片付いたな」


 どうです、このマチェットナイフ。ワイルドな食卓での心強い味方。あなたのまな板にも、これ一本で大活躍間違いなし!


「それで、スケイル。この沼地に見覚えはないか」

《こんな場所に、特徴も何もなかろう。どれだけ月日が流れていると思うのだ》

「聞いてないし」

《それだ、聞くべきなのだ。主はもっと我に感心を示すが良い!》

「十分示してるだろ。こうして、こんな危険地帯まで来て、お前の知識を借りようとしているじゃないか」

《そうであったか。よく分からんが、見過ごせぬ場所というわけだな?》


 いんや、興味本位。


《しばし待つが良い》


 やる気を出して何かを思い出そうとしてくれているらしい。アホ羽を一本ピンと伸ばしている。チョロイ奴よ。


「まあ、ここがさっき話した、ビチャーチャが出てくる場所なんだけどな」

《我が必死に過去の記憶を漂っていたというのに! ……そういうことならば、我が訪れたときには存在しなかった場所のようだな。まどろんでいる間に湧き出たものだろう》

「そうかもな。そいつだけが変わった行動するし」


 そこで、ビチャーチャの悪行を聞かせてやった。


《興味深い話を隠しおって。だが、この泥が聖なる結界を乗り越えるとはな。主よ少し屈んでくれぬか》


 言われたとおりに屈むが、首を延ばそうとしやがるからコントローラーも取り出し地面に近付けてやる。


《気が利くではないか》


 そんな、俺を侮っているのか褒めてるのか分からないことを言いつつ、ふんふんと鼻をひくつかせる。それだけならまだしも、あろうことが舌を伸ばして地面をべろんと一舐めした。


 汚ねえな。そいつを俺に近付けるなよ?

 などと言おうものなら逆に攻撃喰らいそうだから黙って見守る。意味があるんだろうし。


「……げぇ」


 思わず堪え切れなかったのは、その舌で自分の鼻面を舐めたからだ。


「それさ、意味あるんだよな? あると言ってくれ頼むから」

《フガ? 無論だ。確かに、濃厚な赤き魔素のにおいがある》

「味じゃねえのかよ」

《においに決まっておろう。さて我が祠に戻すがいい》


 お前の祠ってなんだよ。

 目を輝かせて見つめているのは……ああ鞄のことか。


「ほれ、スケイル、ハウス!」

《なんの符丁だ?》

「家に戻れってこと」

《人族の隠れ里では、そのように言うのか》


 使うのは人間相手じゃないけどな。


「で、単純にマグ成分が多いから、魔物も体に利用しやすいとか?」

《そのようだな。ただし確かに濃密だが、魔物の体ほどのものではない。大元が近いためだろう》

「ちょっと待った。大元? それって、魔泉ってことじゃないのか」


 ただでさえ陰気な泥沼周辺が、さらに気味悪く見えてきて、思わず街へと歩き出していた。


《クルゥ……もう戻るのか?》

「話が聞きたい。続きは」

《マグが噴き出す穴を、魔泉と呼ぶのだったな。しかし、こうも魔脈が広がっているのでは、穴のみを大元と捉えてよいものか》


 どういうことだよ。想像はついたから、ぞわっとする。


《我が目覚めることになった時、激しく体を揺さぶられたようだった》

「やっぱり魔震のせいで目ぇ覚めたのか」

《あちらこちらに亀裂が入り、マグが滲みだしているのだ。だから空気がまずいと言っただろう?》

「じゃあ沼地の底も……いや、魔震の前からビチャーチャは現れるらしいんだが」

《魔脈も一枚岩ではないからな》

「意味分かんねえから」


 こいつはどこまで見栄っ張りなんだ。ただ喋りたいだけか。


《魔震は揺さぶりに過ぎん》


 そう言ってスケイルは、口をコントローラーに沈めた。

 なんだよ、意味深なこと言って、急に黙りやがって。俺は怪談も苦手なんだ、そういうのやめてくれないかな。

 自分で考えろってことか?

 違うよな。こいつは全て言いきった気になるヤツだ。


 揺さぶりね。それに、亀裂。

 実は日々、徐々に亀裂が広がっているとか?

 最後の一押しが魔震だというなら、沼地の地下にも亀裂があって、マグが溢れてるということなのかもしれない。


 そういえば疲れて軽く流してしまったが、スケイルが空気がまずいと言った理由が邪質の魔素が増えたから?

 それにも関係してそうじゃないか……。実害のあるホラーとか洒落にならん。




 石の標を過ぎるとカピボーらの出迎えだ。急いだから、行きがけに片付けたのは通り道だけだが、それでも集まるのが早いな。同じ道を通ったはずだが。


「キヤぷュッ」


 手で叩き落していると、別の場所からも声が聞こえた。

 見下ろすと、スケイルの口からカピボーの足が生えている。こっちも相変わらずホラーだ。ゴクンと呑み込むと、素早く首を伸ばして別のカピボーを狙うが、突如軌道を遮ったものがあった。

 ケダマである。

 カピボーとケダマをまとめて飲み込んだスケイルは叫んだ。


「グルゴ! ゴゥ! グゴボオォ!」

《主! 主! 詰まった!》


 スケイルの声は必ず鳴き声とセットだから念話とは少し違う筈なんだが、喉が塞がってようが、きちんと言葉になるんだな。

 どうでもいいことに感心しつつ、押し込みたくなる衝動を抑えてケダマの足を引っこ抜いてやった。

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