132:胡散臭い提案

 俺は両手で蜥蜴頭をコントローラーにぎゅうぎゅうと押し込もうとするが、タウロスも長い鼻面でぐいぐいと押し戻してくる。


「くっ……さすがは獣。しぶといな」

《主もなかなか、やるではないか。しかし我は本気ではないぞ? だが、その闘志に敬意を表して、頭部の全力を出そう!》


 まさか訳も分からず気が滅入って不安だったのが、こいつのせいだったとは。いや、逆に理由があり過ぎたせいで気付くのが遅れたのもあるけど……。多分、こいつを拾った直後から、ずっと苛立っていた理由だ。また腹が立ってきた。


「クアアアァ!」

《急に首を締めあげてくるとはなにごとだ! 喉が潰れぐるぉ!》

「なんで勝手に出てきてんだよ! 大人しく小道具んなかで寝てろ!」

《我もわずかなマグで済むよう工夫している! 全てを使い切らないように、こうして顔だけで我慢しているではないか!》


 ああ、だから頭だけという気持ち悪いことになってるのか。

 魔力なんか無いも同然の俺が、最も魔力を消費するに違いない最上級の聖獣を、呼び出せるはずがないと思い込んでいた。こうして頭を出せるのも、こいつが特殊なのかと。おかしいとは思ったんだよ。でも頭は重いしで我慢してたら、とんでもないことになるところだった。


「お前の感覚で、わずかとかどんだけだよ! 眩暈はするし気分は悪くなるし、残ってりゃいいってもんでもないんだぞ!」

《狭量ではないかゴヒュ……失言であった! 誤解であるっ、これには深淵なる理由が……待たぬか聞くがよい!》

「誤解も六回もない! 余計なことをするなら出て行け、って……」


 狭量だ?

 そう言われて、腹立ちの原因がなにか、はっきりした。もう後がないといった焦りのようなもんだ。


「聞くのはお前だ。お前には分からないだろうけどな、疲れず働けるのが俺の唯一の、長所、なんだよ! それすらなくなったら……俺の存在意義はないだろうが」


 俺が他に何ができるよ。これだけは死守しようと思えば狭量にもなるさ。

 言ってて胸が痛くなってきた。


「とにかく……無駄マグ喰らいを養う余裕など、微塵もない」

「グ、フキュルゥ……」

《あ、主の矜持は理解した……》


 首に掴みかかる俺と、抗うタウロスの攻防はすぐに終わりを迎えた。

 俺が眩暈に膝をついたためだ。

 手を離すと、タウロスはコントローラーに沈んで目だけ出す。まだ引っ込むつもりはないらしいが、一応は気を遣ったんだろう。俺も文句を吐き出すと、気が抜けて怒りも消えていた。




 ずるずると木を背もたれに座り込み、草原を見渡す。

 吹き抜ける風に、ざざぁっと草が波立ち、合間に動かない緑のキモ岩が垣間見えた。まだ数は普段より多いようだ。


 布団を干したくなる空の下で日向ぼっこ。なんて贅沢な一時だろう。生憎と気分は最低だ。半分閉じかけの目に、この爽やかな日差しは刺さりすぎる。

 ふぅと一息ついてからコントローラーを取り出して腿の上に置き、タウロスの目玉を見下ろした。


「あのな、驚くほどマグなくなるの早いぞ俺。倒れたら、お前どうすんだよ」


 人族が倒れるほどマグが減ったら、こいつだって頭すら出せないはずだ。その状態で魔物にでも襲われて死んだら……ん?

 契約前から姿を保っていたよな。宿主が死んだって、こいつは抜け出せばいいだけじゃね? 死に損かよ!


《うぅむ、まさか我も、ここまでマグが少ないとは思わなんだ》


 冠羽がふにゃっと項垂れる。少しは反省してくれるらしい。それでも顔を出しているのは伝えたいことがあるからだろう。さっき深遠な理由がどうのと、ほざいていたしな。まともな理由であってくれよ?


「元の姿で埋まってたろ。人のマグを使う理由はなんだ?」


 タウロスは不思議そうに目をぱちくりさせる。

 お前の当たり前など知らんわ。


《言葉通り、顕現するためだ。契約によって主の魔素に調子を合わせるのだが、その際に一度形を崩す必要があるのでな。このように、主の体に溶け込んで見えるのもそのためよ》


 俺の体じゃねえ……。


「まさか本来は、体に直接、融合するなんて言わないよな」

《なぜ疑う。まずは腕などから馴染ませるものだ》

「シャリテイルは杖から水滴お化けを出してたぞ」

《水滴おばけだと? おお哀れなり森の雫よ……!》


 冠羽を後ろに倒し、空に向けて大仰に嘆いているのは、どうでもいいとして。普通は体に入り込むのか……こいつが?

 でかい水滴くらいならまだしも、こんな蜥蜴もどきが融合するとか……うえ、気持ち悪すぎる。


《なぜ汚らわしい視線を我に向けるか》

「黙れ」


 これだけの物体が、どうやって人体の一部に収まるんだ。それは武器だろうと同じだが。


「杖から出してるのを見たから、お前も小道具に取りついたと思ったんだよ」

《似たようなものではないか。それらはマグを媒介する道具であろう?》

「あ、そうか……魔技を使うから」


 考えたらマグタグと同様に、武器類にも個人認証処理的なものがされてるはずだよな。なんだ、本当に単純なことだった。表に見えている形は様々あれど、応用であって基本の働きは変わりないんだ。

 本来ならば多分、生命力値が0にならないと離れないはずのマグが、どういうわけか生きたまま書き換えできるんだろう。融合というか一部分なら癒着? なんか異物っぽいし。完全に同化しないのは、それこそ聖邪という質の違いのせいだけかもな。


 マグの働きは変わりない……ああ、そうだ。まったく俺も抜けてる。マグ低下の眩暈だと分かったんだから回復すりゃいいじゃねえか。この疲労感だと中回復を使うしかない。

 ポーチから取り出し握りつぶす。途端に、ふっと体が軽くなった。

 マジだったよ。


《ぬ? 干からびかけていたマグが戻ったな。これならば外に出ても》

「ダメだやめろバカ! こいつだってな、安くないんだよ!」

《ぬぅ……人の世とは制約が多いものだな》

「お前がつまらんエゴで人族を選ぶからだ」

《たわけたことを。アゴなどで選びはしない。弱きものを鍛える喜びは格別なものなのだ。主には早い感慨かもしれんがなクァクァクァ!》


 エゴは伝わらなかったか。

 鍛える云々は、それはまあ、RPG好きだし分からなくもないが。


「態度でかすぎないか」

《当然である。最上の存在は、最上なりの態度を取るべしと教わったのだ。雄々しく尊大であれとな! 周囲の振る舞いも我を崇めるようであったから間違いない》


 なんてことを教えてんだよ。

 聖魔素云々の能力がなくとも、牛並みの体格を持つんだぞ。虫けら認定されたら、人間なんかただで済まないだろうが。人族だけかもしれないけどさ……。


「過剰すぎなんだよ。余計なことを教えたのは、前の主ってやつか」

《余計ではない。崇高な精神ではないか。以前の主には大層世話になった。このように気高い心もちを知ることができたのだからな》


 鼻持ちならない傲慢さに思えるのは気のせいだろうか。


《前の主は研究者だと話したな。彼らに我は発見された。気が付けば、このように獣の形を取っていたものの、未だ朧げだった聖魔素の集った場でしかなかった我に、根気強く言葉や人の世について教えてくれたのだ》

「ああ、それで会話できるのか」


 人間社会に関して、やけに知識があると不思議だった。

 それだけでなく、聞き訳が良いというか、人間の倫理観や道徳観念をベースに会話していると思えるんだ。

 それで魔物合体に失敗でもしたような見た目でも、どこか安心できるのかもしれない。


 タウロスは懐かしそうに目を細める。

 捨てられたのかと思ったが、微笑ましい出来事でも思い浮かべるようだから、悪い扱いではなかったんだろう。


《全てを意味づけることは、なにもかもが新鮮な驚きをもたらした。知るごとに目に映るものが意味を持っていくのだからな。視界にありながら曖昧だったものが、言葉によって存在を強固にし、色づき、輝き始める。大変興味深い体験であった》

「へぇ……」


 そんな感覚を覚えているのは、少し羨ましいかもしれない。人間は二、三歳くらいで話し出すんだっけ?

 初めの言葉は、ただ親の真似だろう。友達と話したときなんかに、その頃の記憶があるといったことを聞いたことはないし、俺もまったく覚えていない。

 こっちの世界がどうかは知らないが、頼りない体つきの子供たちが将来は親たちのようにゴツく育つことを思えば、あまり違いはないように思う。


「研究者といえば、レリアス王立研究院が有名なんだっけ」

《うむ。以前の主は、その場所にいた》


 ふと、ビオを思い出した。こいつの堅苦しい喋り方のせいもあるだろうか。

 ビオは冒険者ギルドと同等の部署に所属してると言っていた。ギルド長の話によれば、聖者は聖魔素に関しそうなことならなんでも学んで研究するのだとも。王立と付くし聖者もいるなら、ビオが所属してるのもそこだろう。


「聖者に拾われたのか」

《そう呼ばれ始めた頃だな。人が聖者と呼ぶ者が発見者でなければ、我らと友誼を結ぶのは困難を極めたであろう》


 聖者の存在は書庫の本でも度々窺えるが、俺が知っている詳細はギルド長に聞いたことくらいだ。

 そう昔からは居なかった感じがあるのは……聖魔素が減りだしたからこそ、国が囲って特別な存在に仕立て上げたからだよな。それ以前は、聖魔素も珍しい存在ではなかったようだし。


「じゃあお前も、そこまで年寄りじゃないんだな」

《我に老化などない! 劣化現象ならば起こり得るがな》


 それが老化だろ。




 おっと、また話が逸れていた。


「それで、頭出してる理由はなんだよ。まだなにか言いたかったんじゃないのか」

《そうであった。なに、先に伝えた通り、軟弱な主を鍛えようとしたまでよ》


 ゲームだったら、どう育てようかなとか、新作を始めるとわくわくする瞬間だよな。ゲームならな……鍛えるだ?


「お前が、俺のなにを鍛えられるってんだよ」

《主が言ったように、人族には一つだけ長所があろう。疲労を知らぬ肉体だ》


 一つって繰り返すな。分かってるよ。


「持久力だとか認識されてるらしいな」

《それを我は、維持する力と捉えている》


 ふーん……維持力?


「なんだそれ。裏パラメーターかなにか」

《ふふ、いい食いつきっぷりではないか。力に餓えた哀れな人の子よ、我を称えるがクエーッ!》

「もったいぶらず、さっさと言え!」

《あらぶるな、あるじよ。急いては事を仕損じると言おう》

「持久力も似たようなもんだろ。働きが違うとか?」

《変わらぬ。せ、説明する!》


 くどい言い回しを我慢しつつ促したところ、マグの効果の出方が違うらしいとのことだった。


「初めに顕現させるだけのマグ量で、その状態を長く維持する……ということか」

《その通りだ》


 自信ありげに鼻を上に向けているが、嘘くさいな。


「まさか鍛えるのがどうのというのは、それか」

《そのまさかだ。我も人族の最低なマグ量を大幅に増やすことなどできぬが、効果が長く続くよう鍛える心の準備はある》

「ほう……なんだよ心の準備って」


 しめよう。

 次の言葉が俺の手を止めた。


《方法は分かっておる! 簡単なことよ、我を顕現させ続ければよい!》

「ハアアァ?」

《今にも我をくびり殺しそうな顔で睨むのは止めぬか。慣れるほどに、長時間維持することができるようになるのだ》

「いい加減なことを言うなよ、ぬか喜びさせやがって。そんな簡単なもんなら、他の種族が知らないはずないだろ」


 まともに聞いてると馬鹿を見るな。


《知っているのではないか? できるかどうかは別にしてな。岩腕族だった前の主がそう話していたのだ》

「いや、だって……そんな話」


 昔とはいえ研究者が言っていたならば、あながち嘘でもない?


 でもな、知っているならシャリテイルだって、そんな訓練をしたはずだ。

 成長の可能性が微かでもあるなら、俺が物欲しそうにしていたときに、初めから人族には難しいだとか言わないだろう。する前から諦めるよりは駄目で元々、やってから諦めた方がいいと考えるタイプのようだし。


「できるかどうかは別ってのを、もう少し詳しく思い出せないか」

《そうだな。前の主は、ついぞ成功しなかったのだ!》

「真剣に話してるんだよな? 岩腕族が駄目で人族で大丈夫と思う根拠は、あ?」

《考えるまでもない、単純な理屈である》


 そうしてタウロスが話したのは、魔技についてだ。

 通常、魔技を使用する際には、大きく明確にマグを動かそうとする。そもそも魔技を形にするためには、初めに一定量のマグが必要だ。

 その基本量が足りないからこそ、人族は魔技そのものが使えないとされている。


 何より、魔技の働きは瞬発的なものだ。肉体を強化するような技も、一時的な効果らしい。元々の性質上『持続』させること自体が無理なもの。確かに、俺が見聞きした範囲ではそうだったが……。


《だが、我らが姿を表すときはどうだ?》


 聖獣を呼び出した時は、維持する必要があるな。なるほど、他の魔技との明確な違いだ。

 それでも、シャリテイルから聞かされなかったのが気にかかる。話したがりの上に俺の技術アップを目論んでそうだったのに、そんな話題に触れなかったなら無理と判断されてるか、伝わってないんじゃないか?


「でもなぁ、伝わってない感じなのは変だ。人間は文明の成熟度合いに関係なく、解決策を見つけると思うんだけどな」


 人類の優位性は、世代を超えて知識を共有できることだろう。魔技石のような代替物がいつごろ出来たか知らないが、たとえばマグ回復石を使用しつつ聖獣を維持し続けるとか、試すやつがいないとは思えない。


《その顕現時であるが、微細なマグを誘導しなければならぬのでな、契約者の集中に頼ることになる》

「ああ、そう聞いたな」

《だが我は最上の存在、己が力で制御可能! 主が意識せずとも、我が主のマグを有効に活かそうということである、クァクァ……ケヒーッ!》

「話したこと、関係ないじゃねえかよ!」

《ピァー! 鼻に詰め物はいらぬ!》


 頭をぶんぶん振りつつ器用にも舌で俺の手を押しのけようと暴れるが、こんな無駄な動きにさえ俺のマグが消費されてるのかよ……。


「疲れる奴だ……違う意味というか言葉通りというか」

《プクゥン……やれやれ、主は少々短気であるな》


 誰のせいだ。


「結局、根拠はないんだな」

《なんと理解できなかったというのか。魔技を使うには大きくマグを動かさねばならぬ、だが人族は魔技を利用できるだけの総量がない。それこそが根拠だろう。なんとももどかしいものよ!》


 くねくねとアホ毛をよじるな。

 だから、どういうことなんだよ?


《主が魔技を使おうにも、自然と最小限のマグ量になってしまうということだ。それに加えて他の聖獣にはできぬが、我の力を合わせれば可能と言いたいのだ!》

「ええと、お前の力ってのはマグを制御するというやつか」

《覚えていたようだな》


 攻撃用の魔技石を使用したときの感覚が頭を過った。マグを使おうと集中なんかしていない。割ったらタケノコ棘を形成するだけのマグを、勝手に引っ張ってきて発動するんだ。

 俺の場合はそれだけで倒れるから集中しようもない。しかも魔技石の場合は、その初めの集中にあたる部分を省略したようなものなんだよな。だから人族が、魔技石なしの純粋な技を使用するのは不可能のはず。


 で、普通ならば聖獣に出てこいと念じるのも魔技の使用と変わらないが、仮に俺が使おうとすれば最大のマグを使おうとしたあげく不発となり倒れるだろう。

 その最大値さえ、他の種族からすれば微弱な動きということを言いたいのか?


 初動の制御が最も難しいということだろうが、こいつの場合は、その集中を肩代わりし最小限のマグでやり繰りして形にしてくれると。他の種よりも、正確に細かいマグ量を把握できるんだろう。

 ……体の方は高性能なのにな。


「その発動から維持は、お前任せでいいんだな?」

《おお、よくぞ主の頭に届いたものだ》


 お前の言い回しがくどい割りに肝心な説明が足りないんだろ!


「でさ、それが人族でなければならない理由は?」


 結局、その肝心なところが意味わかんない。もう絶対机上の空論だろと、半ば睨むが、逆にタウロスが呆れて言ったことに衝撃を受けた。


《なんということだ、主よ。自ら口にしていたではないか。疲れ知らずであるのが、人族の特徴だと》


 マジかよ。聖獣を呼び出した時のシャリテイルの集中する様子や、聖獣を得たときのスウィの疲れ具合などが頭をよぎる。

 え、疲れすぎて、もたない? そんだけ?

 単純、すぎるだろ!


 要するに、限定的な条件下でのみ有効な方法らしいが試したことは無いのも、そもそも人族が聖獣と契約可能な域まで魔力を持つ者がいなかった、から?


「ハ、ハアアァ……」

《何故に肩を落とすのだ。喜ぶところではないか》


 気疲れだよ。

 あーもう、ようやく蓄えにも余裕が出てきたところだってのに……。


「くそっ……出費が多すぎる」

《それは、どのような意味だ?》

「気分が悪くなったら、マグ回復石を使うしかないってことだよ。で、それは安くないんだ……でも、たまにならいい」

《おお、話がわかるではないか!》


 そうと決めたなら、いつまでも休んでる場合じゃない。


「休憩、終わり!」


 立ち上がって、コントローラーを道具袋に戻して伸びをする。袋の口は開いたままにしておいた。そこからタウロスは、俺を窺うように頭を出す。


《主よ、さっそくだが良いのか?》

「俺じゃ、どこにも連れてってやれないからな。せめて外を眺めるくらいは、好きにしたいだろ」


 こんな蜥蜴顔でも、顔が輝くのが分かるのが不思議だよ。頭の羽がぴょこんと立ったせいもあるが。


「よっぽどのことがない限り、外には飛び出るなよ」

《心得た!》


 タウロスは目を細めて冠羽を左右に振っている。嬉しそうな様子を見れば、悪くない気分だ。飼うとなれば、マグ回復石が餌代みたいなもんだよな。

 俺も嬉しさが移ったらしい。少しくらいの出費はいいかと思えていた。

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