047:ご近所の人気者
昨日は一日中、難敵を屠り続けたが、素早く動くようなことはないため筋肉痛はない。ないが、疲労感は残っている。眠いだけで気分は悪くないのは、思いっきり力を出せたからだろう。
「ふぁ、今日も草刈り、じゃねえよ。冒険者らしく依頼に励むとするか!」
のろのろと階下へ降りると、薄暗い宿屋の入り口に、晴れやかな笑顔のおっさんが立ちふさがっていた。ちょっと怖い。
「タロウおはようさん! そろそろ降りてくると思ってよ。飯は出来てるぞ!」
「おはよう……ありがとう」
おっさんではなく、かわいいこから聞きたい言葉だと思う。無念に思いつつ飯を食い始めるが、おっさんは珍しく立ち去らずに話し出した。
「いや大したもんだぞ? 人族で冒険者になろうってやつは、やっぱなんか持ってんだろなって評判だ。しかもこの街でだからな!」
おっさんは、褒め処のよく分からない俺の偉業とやらを、嬉しそうにまくし立てる。いかにも井戸端会議とか、親戚が集まると始まるような内容だ。あそこの誰々がなんたらでーあらすごいわねーってやつ。大してすごそうには聞こえない。
朗らかなおっさんに、やや引きつつ適度に相打ちを打った。
自分でもやりすぎたとは思ってる。
けど、いつも思うが情報早すぎだろ!
誰にも負けないと自負する俺の力で、冒険者として街に貢献する。そのために考えた取り組みが、成功したんだと思えば安心したよ。
そりゃ間違ってはいないけどさぁ……いや、せっかく嬉しそうにしてくれてるんだし、文句つけるなんて贅沢だよな。
「伝説の草刈り人として名を馳せるなんて、そうそうできることじゃないぞ!」
できなくていいよ!
「たまたま偶然、はかどっちゃっただけだから!」
俺は泣きたくなる気持ちをこらえて宿を飛び出した。
「なんで、こうなる」
自分にどこまでできるか、図らずも己の能力が浮き彫りになった。
力は正しく使ってこそ真価を発揮する。その結果を目にしたわけだ。晴れ晴れとした気分になってもいいはずだが、拳を握りしめて草むらを穿つ。
「だからってなぁ、草ばっか退治したって金にはならねえんだよ!」
というわけで、本日はケダマ草採取を多めでいこうか。こいつは憎きケダマの親玉と思えば草成分は半分だから含めない。
幾ら初心に戻って数日は大人しく過ごそうと決めたからって、昨日はあれだけやって150マグ足らずだからな。ケダマ草採取なら、合間に駆除しながらで収入は増すし、少しは取り戻しておこう。
まあさっさと刈ってしまいたいのはあるから、草束ピラミッド二つ積んだら移動するってことにしよう。できれば西の森付近の、まばらに刈られた辺りまで早く行きたい。そうすれば、あの辺で警備してる冒険者たちの役に立てるだろう。
いや役に立つとかどうでもいい。あんな中途半端だと揃えたくてウズウズするんだよ!
やばいな。なにか変な性癖にでも目覚めたのか。
ああ、多分これが職業病というやつなのかもしれない。
というわけで、引き続き草原と畑との境目を刈っている。
草ばかりでは稼げないと言ったがカピボーくらいはいて、まばらに生えた低木周りの茂みから、時おり飛び出してくる。
「ぴキャーッ……!」
しかし、俺が草を刈る勢いのついたナイフの軌道に飛び込んで、勝手に退治されていった。まったく間抜けた魔物もいたもんだ。
「こいつに苦労してたんだよな……」
ふっ、思わず遠くを見てしまうな。
目を向けた草原の先には、うっすらと花畑が見えた。泥沼を見たら次は目指してみようかと思ってたな。
それを否定するように首を振っていた。
「行かない。今は行かないぞ」
洞穴のカラセオイハエは、飛ぶといっても背中の殻のせいで遅かった。だが花畑面のスリバッチは元が蜂だし、もっと機敏だろう。
ついでにケムシダマと同時に出てこられてトリモチに捕まったら……とてもじゃないが対処できると思えない。さすがに泥沼の比じゃなく無理だ。
もちろん、いずれは挑戦する。年単位で先のことになるかもしれないが、首洗って待ってろよ。
「ちゃららーん、タロウは忍耐力が上がった!」
草刈りに一段落つけると、南の森へとケダマ草摘みへ向かった。
強い西日が森に差し込み、顔を上げた。そう呼んでいいかは知らないが、一応は西側に太陽もどきは沈む。日が暮れる前に切り上げよう。
「よしよし予定通り、無難に一日を終えたな」
草討伐に、草殲滅だが……。
それだけではなく低ランク魔物も狩ったけどさ。いや、これが無難になったと思うのも、かなりの成長だよな。
しかし新たに道具袋を買い足しておいて良かった。俺の探すスピードが遅いためか、ケダマ草はやたらと増えていた。少し探す範囲を広げてみたせいもある。おかげで今日のところは良い稼ぎになった。気が付かずにいたら、シャリテイルから、さぼってたのかと文句を言われるところだったな。
新しく買った袋からは、茎があちこちからはみ出ている。普通は、こういうものなんだろう。
ケダマ草袋を手に、ご満悦で通りを歩いていたら、やたらと人が目に付いた。
夕飯の買い出し時間は過ぎたはずだが、今日は一段と賑やかだな。と思ったら人垣がある。
好奇心に足を早めて近付くと、通りの店のない民家沿いに、ゴザを敷いた区画ができていた。
街の人が協賛のフリマ?
にしては雰囲気が微妙に違う気がする。どこがどうとは言えないけど。
ゴザのそばには木箱に車輪がついたような荷車らしきものがあり、肉の塊だとか、果物だか野菜だかが盛られた籠が並んでいる。売り物は様々だが、同じような形で物を売っていた。
その一つに、視線は吸い寄せられる。色合いに違いはあるが、焦がしたピーナッツのような見た目は……あの木の実だ!
「どうだい、良い品揃ってるだろ! 何が欲しいんだい。今しか買えないからな。悩んでる暇はないぞ!」
「あの非常食は!」
「お目が高いね。このズシリとした量で、なんと1000マグだ!」
「高っ!」
「ええっ!?」
物売りの男が持ち上げて見せたのは、俺が持ってる袋よりも小さい。握り込めるお手玉サイズだ。
「あーごほん。冷やかしじゃなく。そ、そう、そっちのリンゴで!」
「リンゴ? これは赤身だよ。一杯で300マグだ」
肉かよ!
「では、それを……」
「ありがとさん! 売り切れるまで売ってるからまた来てくれ!」
くっ、無駄遣いは昨日だけのはずが、よく分からないものを買ってしまった。
袋に入れてもらったものを腕に抱えると、渋みがあるものの微かにフルーティーな匂いが立ち昇る。果物に間違いないらしい。
世話になってることだし、おっさんたちに渡せばいいか。嫌な顔されたら自分で処理しよう。
まさか木の実があれほど高価だとは。俺の初期装備って、十分に恵まれてたんだな。野宿前提の恰好だった気もするし、初めから宿に泊まろうなんて思わなければ、もう少し金も貯められたのかもしれない。
その場合は、服と体を洗えないのにどれだけ耐えられたか分からんが。
ギルドの扉をくぐると、戻っていた連中から囃し立てられた。
「おいおい聞いたぜ! どうなってんだお前さんの仕事ぶりは!」
「ああ、耳を疑ったよ。こりゃ、低ランクの活躍じゃねえってよ」
「冒険者街ガーズ史上かつてない殲滅戦だったってな」
「奴が通った後には、草一本生えちゃいねぇ……ヒュー!」
まるで草刈りの話とは思えませんね。
あ、大枝嬢が生えてる。窓口の癒しよ!
揉みくちゃにされながらどうにか窓口へ到達した。
「まあ、これほどのケダマ草をありがとうございまス。ちょうど不足気味らしく助かりましタ」
ぐにゃりと微笑む大枝嬢を見ると、一緒にお茶したことを思い出して、気まずいような恥ずかしいような気分だ。
努めて普段通りに報告だ。道具袋とタグを渡したが、精算処理の前に大枝嬢は紙切れを差し出した。
「依頼書?」
「ええ、道具屋のフェザンさんから、指定依頼のお願いがありましタ。断っていただいても、なんの問題もありませんので、内容を確認して判断してくださいネ」
大枝嬢がケダマ草の確認をしている間に、目を通した。まあ簡潔な一文と金額しかないんだが、その内容に頭を抱える。
「整頓方法の模索って……おい」
結局人任せにするのかよ!
ううむ、全力で断りたい。でもなぁ。
できれば買い物に行くたびに、リアル落ちゲーでゲームオーバーするかもとハラハラするエンターテイメントは味わいたくない。
それに……何よりも気持ちが傾いた部分を凝視する。
「良い報酬出しやがって」
金額にあらがえず、俺はフラフィエの大掃除仕事を引き受けることにした。
何も起こりませんように。
宿に戻り、おっさんに声を掛けると、一抱えもある果物を収めた道具袋をカウンターに置いた。
「嫌いじゃなければ、みんなで食べて欲しいんだけど」
「なんでい、こりゃ。果物なんてご馳走がもらえるんなら嬉しいが」
おお、果物で正解な上にご馳走とまで言わしめるか。すごいな赤身。
待った。これだけの量で300マグぽっちだぞ。ものすごく安いはずだ。おっさんとこの飯換算だな。
「安かったから買ってみたんだ。おっさんところの畑じゃ、果物は作ってなかったよな?」
「安かった、ねぇ」
そこに勘を働かせないでくれ。
「いやぁ、客からのお裾分けなんておかしな気分だと思ってな。ありがとうよ!」
「じゃ晩飯頼んます」
「おう、待ってろ」
ほくほく顔で果物を抱えて、おっさんは裏手に消えた。
良かった、謎生物とかじゃなくて。
こんなことくらいしかできないけど、喜んでもらえると嬉しいもんだな。
今日の晩飯は何かな?
いつも通り野菜汁と鈍器パンと漬物に違いない。野菜の隙間に身を潜めた、肉を探しだして駆逐するのが楽しみの一つだ。
すっかり気が緩んだまま、人の幅ほどしかない食堂への扉を開いた。
「……ふおっ!?」
うっかり叫びかけたが飲み込んだものの変な音が口から洩れた。固まった俺を、四対の目が捉える。そこにあるはずのない存在だ。
そっと扉を閉じてと。
「おおおっさん!」
カウンターに乗り出すようにして、出来るだけ小声で壁へと呼びかけた。
「そう急かすな。鍋を引っくり返すところだったぞ」
「おっさんが、鍋?」
「大鍋だから力仕事だ。まぁ大抵は俺が作ってるが、手の空いたもんで交代してんだよ」
女将さんの存在を知ってから、なんとなくおっさんは運び係なのかと思っていたが作るのか。自分で言うだけあって働き者のようだ。だからそんなこと今はいいんだよ!
「おっさん、食堂に不審なやつらがいるんだ!」
「なにい!? 不審な連中だと?」
「ああ、見たところ冒険者崩れの柄の悪い連中だ。まるで普通の泊り客のふりして和やかに雑談してるが、ここに客なんているはずないし」
「そりゃ客だよ! タロウ、おめぇもそんな風に思っていたのか」
俺も、ってなんだよ。さらっと自虐入れないでくれ。
つうか客って、まじかよ。
「今は行商の一団が来る時期なんだよ。なんだ、知ってるから衝動買いしてきたんじゃないのか」
あの露店売り?
だから、どことなく見慣れない雰囲気だと思ったのか。しれっと衝動買いしたのがばれてたが聞き流そう。
「多くの人間が移動する街道には、国も定期的に見回りを出してるという話だが、山脈を超えるのは危険だからな。ある程度大所帯になっちまうんだと。だからこの時期は、行商人だけでなく他所の街の冒険者が溢れてんだよ」
へえ、主要な都市から離れた辺境らしいもんな。
国が直接に関わるのは物資の配給だか、ギルドや砦レベルでの話だけで、外とは隔絶されてるのかと思っていた。
こんな風にして民間で交流する機会もあるんだな。
「それで、こんな宿まで人があぶれていたのか」
「……おいタロウ、さっきから俺の宿に何か思うところがあるみてえだな?」
「いやあ本当に安くて飯は豪快で主人は気さくで良い宿デスヨネ!」
「調子がいいな!」
「はは、ゴメン。初めて俺以外の客見たから驚いてさ」
借金取りが店に居座って嫌がらせしてるとかじゃなくて本当に良かった。そんなのが居るのかは知らないけどな。
「あんた、食事出来たよ。タロウ、果物ありがとうね!」
「おっと、タロウは席で待っててくれ。先客に運ばにゃならん」
「邪魔してごめん!」
女将さんが顔を出したのに挨拶して、俺も今度こそ食堂に向かう背に声がかけられた。
「いけね。タロウ、ベドロク装備店から伝言だ。品物が出来たそうだぞ」
おおっ! 待ちに待った俺の武器!
探索は控えると決めたから、次にいつ活躍するか分からないし無駄な出費になってしまったかもしれないが。少しでも質の上がった武器を持っていて悪いことはない。飯食ったら早速受け取りにいくか!
ベドロク装備店の作業場には、またしても装備が積まれてあった。繁殖期ほどではないが、またストンリは眠そうだ。
「行商来てるだろ。持ち込みだよ」
「ああ、そういうことか」
修理依頼が一度に来るとは大変だ。
ストンリはカウンターの荷物の脇から、布にくるまれたものを取って俺に差し出した。
「ほら、新生なんたらだっけ? 強化した殻の剣」
「おお、これが! あ、その新生云々は忘れてくれて構わないから」
「時々、タロウの言ってることは訳が分からないよ」
「頼むから気にしないでくれ。それで、どう変わったのか聞いてもいいか?」
できれば分かる言葉でお願いします。布を開いて剣を見たが、俺には違いが分からなかったのだ。
「今回はしっかりマグ加工を施した。同等の素材相手――例えば、カラセオイハエ相手でも簡単に砕けることはないよ」
見た目はこれまでの殻の剣と変わらないが、なかなかの強化なんじゃないか?
言われてよく見れば、なんだか輝きが違う気がしないでもない。
……見栄を張るのはやめようか。分からん。
「そりゃすごい。すごいが、それって結構手間かかってんじゃないか」
手間だけでなく材料も?
マグ強化って、そのままマグを利用するんだと思うけど、どうやるのかは分からない。今まで頼んだものは、さくさくと作製していたが、ありものだからと言っていたっけな。
殺傷力に繋がるということだし、今回強化した分の使用マグ代金だって安くないはずだ。
「まあ、試作も兼ねてるから」
待とうか。
なんだよ試作って。
「こうしたら、もっと丈夫になるだろうってのを試しただけだ。従来のやり方から大幅に変えたわけではないし、品質が劣るということはないから心配ない」
まあ、ちょっとこうしてみようかなって機転を利かせたくなることはあるよな。
気持ちはわかる。しかもあまり取り扱われることのないという低ランク素材だ。
ストンリにとっては趣味のようなものなんだろう。それはいいとしても。
「あんまり安くされるのも、貸しを作ってるみたいで気が引けるからな。本当に、強化分も合わせて三千マグで収まるんだろうな?」
「こう言うと、こっちだって手間賃を貰うのすら気が引けるからあれだが……運用実験とでも思ってくれ」
俺は、お前の実験体なのかよ!
今言い切るときに、すっと目を逸らしたな。
いや大丈夫だ。今まで買ったもんにも、なんの問題もなかったじゃないか。人を信じるって大切なことさ。
「一つ、忠告しておくことがある。道具には向き不向きがはっきりしている。悪いが、植物を切るには向いてないから」
「そっちはいいよ!」
くそっ、こんなところまで噂は届いているのか……。
「とにかく、討伐では実際、この剣には随分と助けられたよ」
ストンリはうんうんと頷いている。
泥沼の魔物には通じなかったが、ストンリは低ランクの魔物であれば問題ないと初めから言っていた。俺の方が無知で信用ならないのは確かだ。
それに、自分で稼いだ金で頼んだもんだ。満足に決まってる。
代金を支払って剣を受け取ると、ストンリも、ほっとしたような様子を見せた。
「金が貯まったら、また依頼に来るよ」
「また素材の持ち込み頼む」
それは……どうかな。また妙な商品が増えたら責任を感じてしまいそうだ。
帰りの道すがら、布に包んだ剣をニヤニヤと眺めた。
ストンリの在庫処分品ではなく俺専用に作られた剣だ。
すげえ盛り上がるな!
試したい。
試し切りしたい!
でも明日も無難に南の森周辺で活動するつもりなのが残念だ。南の森で使うにはもったいない気もするが、ケダマどもを切り伏せてしんぜようではないか。
そう明日も無難に……あ、無理だ。フラフィエの依頼がある。
ギルドを通したりと時間差があるからだろう。通常、依頼の期間にはゆとりがあるものらしかった。
おっさんからの看板掃除依頼を受けたときも、依頼期間は一巡りほどの間で好きな時に仕事してくれて構わないという話だった。
だから、ああいう感じだろうと思っていたんだ。
それがフラフィエのやつ、今日依頼書を持参して明日から頼むって、こっちの予定はお構いなしだ。突っ走るタイプっぽいもんな。
俺には緻密に組み立てた草予定が……ないな。
もちろん、ありがたいことだ。報酬は、8000マグ。今の俺に断る選択肢などない!
宿に戻ると、少し悩んだ末に剣を入れ替えることにした。仮で買った元と同じ性能の殻の剣は、布にくるんで箪笥にしまう。予備があるというのは安心できるな。
鞘に殻の剣・改を納めると、寝る準備を始めた。
◆
道具屋フェザンに顔を出した俺は、眩暈を覚えて項垂れていた。
対してフラフィエは、何かを吹っ切ったように爽やかな笑顔だ。
この繁盛してるのかどうかよくわからない店が、結構な額を支払おうっていうんだ。店の状態を見ても一目瞭然だったはずだ。
とんでもない仕事量となるってことにな!
しかも、なんだよこれ。箱が増えてんじゃん。
ただでさえ通路でしかなかった床部分は、横にならなければ通れない状況になっていた。どうせ依頼するからって、奥からあれこれと引っ張り出してきたらしい。
「今日は来ていただいてありがとうございます。タロウさんの、お片付けの手腕は大したものだと評判を聞きまして」
草刈りの話がどう変化してるんだよ。
「確か、整頓方法の模索というのが依頼内容だったな」
「はい! これらをうまいこと配置換えしていただけたらなぁって!」
普通に大掃除じゃねえか!
あくまでもカオスと認めたくないらしい。そこはもういい。
「これ、一日じゃ無理」
「もちろん、そんな無理は言いませんよ。ひとまず三日ほどで区切るとして、依頼は一日分ずつ出しますから、毎日8000マグお支払いします。いかがですか?」
「そうだなそれでやってみようじゃないか!」
何を即答してんだ!
まずはどうこのパズルをクリアするか作戦を立てなければ。
決して落ちゲーに変化させてはならないのだ。
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