第10話■知りえた情報1
翌朝、隣にはエリーが寝ている。
なぜこうなったのかと言うと、
昨日「ラッキースケベ」的な出来事があったからなのだ。
その内容は割愛するが、一言で言うと、
"凄かった"
これに尽きるのである。
なにが凄かったのかもこの物語が進んで行くにつれて、
触れていくかもしれないが、今は割愛しておく。
自分がいつ好意を持たれたのかは凄く疑問なのだが、
そこはまぁ、いいだろう。好意を持たれたのだ。
それに応えさせてもらったまでだ。
さて昨日の会話の中でいくつか分かったことがある。
それを列挙していこう。
まずはエリーの事。
●エリー・ブライト 女性 18歳
箱庭の宮廷アミスコーリアットの第1皇女
本名:アミスコーリアット・エリー・ブライト
王族の中では覇権争いが無く、数ある国の王族の中でも凄く自由な人たち。
ある日、冒険者になりたいと宣言し、
王に認められ、身分を隠して冒険者をしている。
これだけでも驚かせられたのだ。
それでなくても皇女なのだ。
その皇女と昨日...
アアアアアアアアア!!!!って感じになるであろう。
そしてその皇女が国アミスコーリアットの事。
●箱庭の宮廷アミスコーリアット
自由の国。ただし法の下、統治されている。
他種族との結婚、一夫多妻も認められる。
ただし性犯罪は認められない。
王が認め、否定したのはそれだけ。
細かな法はまだあるが、それを守ればたいていは自由。
故に自由の国と国外からも発せられている。
そんな国。
大丈夫だよね!?昨日のは性犯罪じゃないよね!?!?
いやお互い認めた上での行為なのだ...大丈夫なはず...多分...
うん大丈夫だ大丈夫!!アハハハ!!!
まぁそれはいいとして、次はこの世界の事。
●異世界名「アルスメイヤ」
魔法と剣の世界。
魔王がいる世界。
亜人がいる世界。
奴隷がいる世界。
小説ではありがちな世界。
異世界人はいない。御伽噺なら異世界人は存在したことになっている。
古文書にも遥か昔に異世界転生された人間がいた。だがそれは魔王によって殺されている。
この世界では一夫多妻が認められている。そして異なる種族での妊娠もある。
故に異なる種族との結婚も認められている。儀式などはない。
故にお互いが認めれば結婚と世界から認められる。
そんな世界を創造主アルスメイヤが創造した。
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