会話劇 ~もし中二病が精神病として扱われていたら

藤城 レイ

第1話

会話劇(1) もし中二病が精神病として扱わ

ここは薄暗い診察室。心配そうな表情の母親と深刻そうな表情の医者。

医者「…」

母親「…息子は…大丈夫なんでしょうか…」

医者「…奥さん…非常に言いにくいんですが…」

母親「はい…」

医者「…」

母親「勿体ぶらずに早く仰ったらどうですか…」

医者「奥さん…おたくの息子さんは…中二病です…」

母親「え…どんな病気なんですか…」

医者「精神の病ですよ…ただ…一過性ですが…」

母親「は?」

医者「思春期の子供たちなら人生に一度はかかる一過性の病です。重度の人は治るのに一生かかりますが、軽い人は高校卒業の頃にはすっかり治ります。」

母親「息子は…軽いほうですか…重いほうですか…」

医者「ご安心ください。息子さんは軽いほうです。これからはくれぐれも温かい目で…」

母親「はい…」

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