第85話 パソコンボランティアのあれこれ

☆文字入力に燃えるMさん

 パソコンボランティアでの話。

 「パソコンで、なにをしたいの?」

 と聞いてみたら、

 「特に何もないんだけど、(おい)

 主人がパソコン講師で、楽しそうにやってるから、

 わたしも パソコンをやってみたいかなって。

 ばっちり、ワード2010の参考書、

 買ってきたよ」

 『イチから始めるWord2010』 (108円) をぴらぴらさせる

 Mさん。70代後半です。


☆ブラインドタッチを教えるが……

 文字入力を学びたい、というので、

 ローマ字入力から教えました。

 するとMさんは、持参した表を参考に、

 日本語をローマ字に変換して、

 英語をキーボードから見つけて、

 1本ずつのゆびで タッチするんですよ。

 ブラインドタッチにして!

 って言ったけど、

「早く打つなんて考えてないから」

 って言われちゃった。

 わたしも最近の流行にはついていけないから、

 気持ちはわかる。


☆ブラインドタッチとは

 Jのところに右の人差し指、Fのところに左の人差し指がつくようにして、

 猫の手のようにして打つ、という初歩がブラインドタッチですね。

 すべての英文字と指が対応するように覚えなくちゃならないということで

 Mさんはめんどくさがってやらない。また、促音文字(ぴゃ ぴゅ ぴょ など)

 も、「いたしい」 (広島弁:難しい) と悲鳴をあげていました。

 byoはBの項目ですが、Dだと思っていたし、PyoはBの項目だと思っていた。

 ちゃんと訂正しました。(持参した対応表に書入れさせたのです)。

 しばらく放置していたらひとりでもコツコツやっていっていたから、努力家のひとだと思います。

 あとで、このボランティアに来る前に、女同士であそんできたと話してくれました。

 いろんな球技をもしなきゃなので、忙しそうだ。

 このひとに、Wordに打った文字の大きさを変える方法を教えました。

 フォントとは書体って意味だよって言ってあげました。リーダーさんの助力です。ありがとさん。


☆日記を書かせよう

 次回は来週ですが、(2週置きにやるのです)、日記を書かせようと思ってます。

 Mさん、充実の毎日を送っているみたいだ。

 キーボード入力は、ボケを防止する効果があるそうです。

 わたしも、Wordで日記を書こうかな。

 この公開日記でいっぱいいっぱいかもしれないけれど。

 冬も深まってきました。

 思い立ったが吉日で、今日から始めるべ!

 見せない日記もアリなのさ。

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