ブラム=ストーカー「血の戦馬型白兵アタッカー」

●ピュアブリード白兵攻撃型

▼コンセプト

 来るたびに頭を抱える従者利用型ビルドの作成依頼がまた来てしまった。

 しかも今回は「血の戦馬」を利用した従者型の挙句、指定は白兵型である。「血の戦馬」を使うという事は当然「赤色の従者」+「血の絆」も採用しなければならず、この時点でもう三つ合わせて45点分も経験点を食っている。しかも、ブラム=ストーカーの高い感覚能力値も生かし辛く、優秀な従者専用エフェクトである「闇夜の呪い」も当然使えない。まさに踏んだり蹴ったりである。

 だが、「愚者の兵装」で選択できる「従者の選別」を使えば、低い経験点で能力値が伸ばせるところは利点であるため、今回はそれを利用する。



▼環境

 レギュレーションは初期作成・フルスクラッチを想定。

 使用するルールブックは「バッドシティ」までに発売されたサプリ全部である。

 完全にダブルクロス中毒者ジャーム向け環境である。

 


▼シンドローム

「ブラム=ストーカー」

 今回は従者専用エフェクト「愚者の兵装」で「従者の選別」を獲得することでHPと火力の両方が伸ばせる点に着目し、Dロイス「復讐者」を利用したHP差分ダメージ型のアタッカーを作成していく。将来的には「最終舞踏」や「滅びの遺伝子」なども採用できるため、伸びしろはまぁそれなりにあるビルドである。



▼能力値・推奨ワークス ・技能

能力値:「肉体2・感覚4・精神2・社会1」 経験点追加なし

ワークス:「UGN支部長D」 ルルブ1記載

技能:「初期取得技能」

衝動:自由


 今回は能力値0の穴を埋めつつ武器を調達する必要がある為、社会にボーナスがあり、なおかつ調達技能Lv2を持つ「UGN支部長D」を採用した。好みで「エグゼクティブ」にしてもいい。



▼エフェクト

「赤色の従者」 Lv1

 今回の生贄。


「血の絆」 Lv2

 生贄の生命維持装置。

 ミドル用とあわせてLv2にしている。

 クライマックスしか戦わないと開き直るならLv1でもいい。


「血の戦馬」 Lv1

 俺のターンッ! 魔法カード「血の戦馬」を発動!!

 「赤色の従者」で作成した従者トークンを生贄に捧げ!

 融合モンスターPC1を特殊召喚!!

 「血の戦馬」の効果により、従者トークンの装備カードをそのまま引き継ぐぜ!!


「従者の兵装」 Lv7 従者専用

 従者版の「ハードワイヤード」のような何か。

 ピュアの恩恵で最大Lvが伸びているため、一杯アイテムがとれる。

 内訳は全部「従者の選別」である。

 これでもう命中は十分すぎるほど確保できている。

 また、副能力値が再計算されるため、最大HPも伸びている。

 あくまで最大HPが伸びるだけなのがポイント。

 現在HPは据え置きのままである。

 復讐者もニッコリ。


「かりそめの剣士」 Lv1 従者専用

 起点エフェクト。

 どうせ悪魔合体後にしか殴らないのでこちらを採用。

 「鮮血の一撃」と違ってHP消費がないため、いつでも安定して殴れる。

 好みで他に差し替えてもいい。


「コンセントレイト」 Lv2

 いつもの。



▼アイテム

 「日本刀」を常備化しておしまいである。


 

▼Dロイス

 今回はDロイス「復讐者」を採用しているが、HP差分ダメージに拘らないなら別になんでもいい。



▼運用

 まずは「赤色の従者」+「血の絆」で永続従者を召喚し、「血の戦馬」を使って融合モンスターと化す。あとは手番が来たら「かりそめの剣士」+「コンセントレイト」で殴り続け、「リザレクト」後に低い値を出たら「復讐者」を叩きつけるだけである。

 


▼カスタム

 まず命中は若干過剰に稼いでいるため、「復讐者」のために「従者の選別」を2、3個程度は「従者の体躯」に差し替えても構わない。「復讐者」で殴るなら「従者の体躯」は実質的な係数5のダメージ源である。財産点が惜しい場合は「従者の爪」を握るのもいい。



▼成長

 火力を伸ばしたい場合、ピュアのブラム=ストーカーは専用エフェクト「滅びの遺伝子」が唸るほど優秀であるため、まずはこれを最大Lvで取得したい。これだけでもう立派なメインアタッカーである。

 あくまで「復讐者」を生かす場合はHP差分ダメージを狙う以上気軽に死にたいため、「最終舞踏」や「ブラッドボム」を採用して死と友和していきたい。特に「ブラッドボム」は100%未満でも火力に貢献しつつ死に近づけるため、かなり使いやすい。「血色の花嫁」+「紅のベーゼ」で強引にHPを確保するという方法もある。こちらの方法を採用する場合は「従者の選別」を一つ「ラストブラッド」に差し替えるといい。「ラストブラッド」は全ての判定に使用可能であるため、適当なドッジ判定にあわせて使えばどんなにHPがあっても一瞬でくたばることができる。最悪、味方の範囲攻撃やシーン全体攻撃に巻き込んでもらうこともできるため、「復讐者」との相性は抜群である。

 

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