私と覆面


知り合いが旅行の土産みやげに、

プロレス用覆面ふくめんをくれました。


(・・覆面ふくめんか。)


折角せっかくなので、

リビングにキレイにかざっておく事に。



しばらくして



は?


え?


何だこれ?


ヒトが入ってくるたびに、

リビングの方から疑問の声が上がる。


ドアからノックがして、

溜息をつきながらいかずちさんが入ってきた。


「・・あれは何だ?」


土産みやげかざっただけですよ。」


かざり方を考えなさい。」


面白いと思ったんですが。


意味不明になっている。


「そんなに変ですか?」


ただ、

覆面ふくめんをテーブルの上に置いて、

そばに『引退いんたいします』って書いたメモを

置いただけなのに。



つるぎさん達には大ウケでした。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る