面さんとチョコレート
「・・。」
今日もチョコ菓子をご
チョコ味なら食べられる。
同じくチョコ好きの私にとっては、
情報交換や新商品の試食を共にする、
チョコレート
しかし、
チョコが好きだった訳では無い。
どちらかというと、
食べ物自体にあまり
食事の方も必要最低限だけしか
それがどうして、
こんなにチョコレート好きになったのかというと。
あれは、
彼と初めて会った次の日だった。
私は人見知りする方で、
前日のナマハゲの
何を話していいのか
前日に
どう
その上、
その日はみんなが仕事で
この家には私と
つまり私達は、
とても気まずかったのだ。
「・・。」
「・・。」
無言でただ、
2人でお茶を飲む。
お互いに何を話せばいいのか
ひたすらお茶を消費し続けていた。
(・・あ。)
お茶を出したのはいいが、
そこでまだ、
お茶
私は気が付く。
(何かあったかな?)
そう思いながら、
私は菓子を求めてキッチンへと移動した。
「あ~・・。」
キッチンへと来たものの、
そこで運悪く、
客用の菓子は全て切らしていた事に気が付く。
「何かないかな?」
それでも何かないかと探してみれば、
私が個人的に食べようと思っていた、
「これしかないか・・。」
客用の菓子には完全に向いてないが、
「何も無いよりはマシか」と
せめてキレイな器に盛りつけ持っていく事に。
「こんな物しかありませんが。」
どうぞ。
そう言って私は、
彼の前に器に入ったチョコレートを
静かに置いた。
「・・これは?」
「チョコレートです。」
「・・。」
彼はチョコレートを知らなかったらしく、
1粒手に取ってまじまじと見つめる。
「・・初めて見る物だ。」
「え?」
そう呟くと、
そのまま
「・・。」
無言でもこもこと口を動かし、
そして
「・・!!」
全身から驚きと、
幸せそうな雰囲気を放出し始める。
「あ、気に入ってくれました?」
「・・これの名称は?」
「チョコレートです。
略してチョコとも呼ばれていますが。」
「チョコ・・。」
彼はしみじみと呟くと、
幸せそうにもう1粒口に放り込んだのだった。
その後私は、
彼に色々なチョコレートや
チョコ菓子がある事を話す。
時々疑問に思った事を
それはそのまま夕方まで続き、
夕食の時間になる頃には、
私達はすっかり打ち解け
次の日、
お互いに大量のチョコレートを持ち寄って食べ、
食事が食べられなくなり、
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