オモイデ幻想モノガタリ

作者 遥河

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★★★ Excellent!!!

黒い翼を持つ黒天使を愛した白い翼を持つ天使。
天界と地上界で繰り広げられる幻想的な世界。
様々な想いや愛憎を封じ込めた仮面や人形。
作者様の独特の世界観で綴られた繊細な文章に、次第に幻想の世界に引き込まれていきます。

これから物語はどう展開していくのか……。
この深い悲しみが癒されることを願うばかりです。


〈10〉閉ざされる時を止めた初恋 まで拝読後のレビュー


★★★ Excellent!!!

「ふたつの世界と世界を巡る……」の<6>まで読んでのレビューです。

物語は黒い翼を持った天使・ネジを主軸に、天界と地上界のふたつの世界で繰り広げられていきます。

タイトルに「幻想」がつくように、どこか白いモヤのかかったような幻想的な文体が、ストーリー全体を優しく包みます。
特に「オモイデ屋」の描写は、ゆっくりとした時間が流れ、ノスタルジックな雰囲気になっており、現代世界に迷い込んだファンタジーそのものです。
ストーリー上でも重要な場所となっており、何度か出てくるのが嬉しいです。
この幻想的な雰囲気は、ぜひ読んで味わってみてください♪

物語も後半へと差し掛かり、地上界(人間界)側の関わりも深くなってきており、今後どうなるのか楽しみです。

★★★ Excellent!!!

物語は、どこかしらおどろおどろしい天界の天使のお話と、不思議な雰囲気を醸し出すも何気ない人間の世界を描いたお話が、交わることなく進んでいきます。
並行した、まったく関係なさそうな天界と人間界のお話だけど、双方のお話に共通するのは、やはり作者様の独特の世界観でしょうか。
美しくも怪しい文章でつづられた情景、心情の描写はとても個性的で類を見ない武器だと思います。
物語の中で度々登場する仮面や人形。それらに含まれた謎が、読んでいる間もずっと心の中に引っかかり、そして天界と人間界の話が交わるとき「そういうことか」と明らかになっていくのです。
美しさと醜さが妙に相性よく混ざり合っているのも、本作の最大の特徴であり魅力だと思いました。