笑いの星

作者 機人レンジ

50

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★★★ Excellent!!!

お笑いウイルスにみんなが感染してゲラゲラ笑いだすという面白すぎるショートショート!アッハッハ!あ、こりゃ失礼。で、フフフ、感染したら笑いが止まんなくなっちゃって、ファーッハッハッハ!あ、やべ。アッハッハ!

えーと、フフフ、気を取り直して、星先生が書いたって言っても、ゲフフ、全然違和感ないし、ブラックユーモアの数々も、イヒヒ、見事なものばかり、フフフ!しかも挙げ句の果てには、ギャハハ、一番とんでもない存在が、ウッハッハ、笑いだしちゃったから、この世がカオスになると言う、アッハッハ!抱腹絶倒の展開、ファーッハッハッハ!

(※この後、レビュワーは直ちに病院へ搬送されました)

★★★ Excellent!!!

いやー面白かった。

星新一をリスペクトしたということだそうだが、この短編から感じられるのはさらなるブラックさ、皮肉である。

「笑い」という、本来ポジティブな意味合いで使われるはずの概念が、ここでは一つの事件となり、やがては地球全体を覆う驚異となる。それは恐怖に違いないが、どこかいびつなおかしみさえ感じられる。それはなぜか? 答えは簡単だ。あなたが読んだこの小説のラストに記されている。

だって、こんなことになったら、笑うしかないからである――。

★★ Very Good!!

拝読させて頂きました。
率直に……とても面白く、その結末は思わず笑ってしまうものでした。発想が素晴らしく、著者様はきっと色々なひらめきの中で生きてらっしゃるんだなぁと。羨ましい限りです。

敢えてだと思うのですが、絵本を思わせるようなブツ切りの文章。絵があれば認識しやすいのですが、場面転換が多すぎて読み手が置いてけぼりを食らってしまう印象を受けました。情景をもう少し書き込むと、もっと著者様の脳内を読み手が感じ取れて素敵だと思いました。
きっと、すごく独特な世界観をお持ちなので、もっと知りたいと思いお伝えさせて頂きます。ご容赦下さい。

面白い小説に出会えて幸せです。ありがとうございました!

★★★ Excellent!!!

『笑いの星』という妙なタイトルから、どんな物語になるのやら? 読み進めてみてびっくりです。

ショートなのであっという間に読み終えてしまうのですが、どっぷりと作品世界にひたれました。

個人的にもすごく好みの作品です。
淡々としながらも的確な文章運び、意外性たっぷりに進んでいくストーリー、そして最後に現れる華麗なオチ!
まさに星新一のショートショートを読んでいるような感覚を思い出しました。

さらに付け加えるなら乾いたユーモアのセンスが最高です!

短篇好き、ショートショート好きなら、いや、そうでなくても、ぜひ読んでみてほしい逸品です。

★★★ Excellent!!!

大笑いさせていただきました。
最初は何気ない、取るに足らない事故から幕を開ける本作品のストーリー。
感染すると笑いが止まらなくなる「だけ」という奇妙なウイルスによって、めちゃくちゃになってゆく世界情勢。どう考えても悲惨な状況が続くのですが、なぜか滑稽で愉快できわめて可笑しい――。

加速度的に広がってゆく、この感染拡大は、やがて地球規模の壮大なSF的スペクタクルへとなだれ込みます。いやがうえにも盛り上がるストーリー! そして、こんなに風呂敷広げちゃってどうするの? と誰もが思うであろうその矢先に訪れる、実に納得のゆく場外ホームラン級のオチ。まるでSF落語です。

この手の「ほら話」ですと、日本では梶尾真治、海外ではP・ハイスミスの著作などが(個人的に)連想されますが、いずれも――まず突拍子もないところから幕を開ける壮大な崩壊劇が多いような、そんな印象です。
ですが、SFファンならずとも、各所に技巧を凝らした非常に丁寧な作品であることが、一読した方ならばお分かりになることでしょう。そして、作者の「人とは、生き物とはどうあるべきか」という哲学的な部分も垣間見える重奏的なテーマの仕込みがまた心憎い。この笑撃の一品、ぜひあなたも読んで体験してみてください。

あー、面白かった!