かすみ燃ゆ

作者 坂水

唯一無二の情熱が光る…

  • ★★★ Excellent!!!

――かすみ燃ゆ 焔の娘 我が妻よ 夢も現も 君とあらん

安是という里に住む娘は、恋をすると身体が光る……
それがこの物語の始まりです。
お年頃になっても身体の光らないかすみという娘が主人公で、かすみを中心に語られています。

そして、かすみと燈吾という寒田の里に住む男が出逢ってしまった。
里の運命、恋、ふたりの情熱が交差し、この世界観が壮大に綴られていきます。

私なんかがこの素晴らしさをレビューしていいの?と躊躇するくらいの御作です。
日本文学の文壇に必要な作家さんだと思います。

私には読めない難しい漢字や言葉遣いが時々ありましたが、行間から感じたりして、それさえもうっとりするくらいの美しい日本語の文章です。日本語を誇りに思えました。
私的には、かすみと燈吾のセリフはもう宝物。すごく素敵なんですよ。

構成の素晴らしさも群を抜いていて、作家さんのたゆまぬサービス精神を感じました。

ぜひ、いろんな方に読んで頂きたいと思います。
ミステリー・ホラー・恋愛・ファンタジー……いろいろなジャンルの混ざった物語。

お読み頂くと、冒頭の歌が胸に迫り、心が切なく燃え上がるようです。

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