食育もひとつの在り方…かも?

国語教師がこのお話の主人公という事で、初めのうちは「菜の花」を文学的視点から語っているものですが、まだまだ子供子供している生徒のひと言から食という視点へ移行します。
こういう光景は小学校から進級して来たばかりの中学生くらいなら有りがちですねぇ。
話が脱線してしまったが為に本来の授業が満足に進まずに終わるという(笑)
しかしながら、この先生……実に菜の花の食材としての魅力を巧みに語っています。
食べ物だったとは知らない子供もいる。美味しくないという先入観を持っている子供もいる。
そんな中で「食べてみたい」と思わせる語り口はお見事。
本来の授業とは違ってしまったものの、食育という観点で見れば「先生、良かったですよ」と言ってあげたいものですね(笑)

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