10月20日@まじめな異世大生
今日の講義『回復魔法に関する考察』はとても面白かった。
回復魔法とは読んで字の如く、ケガなどを回復するための魔法なんだけど、普通の回復魔法にはある制限がある。
それは、"回復できるのは戦闘で負った傷のみ"というもの。
つまり、日常生活で負ったケガ、それに病気なんかは回復魔法じゃ回復できないんだって。
でも、魔法医者や魔法看護師なんかは魔法でケガや病気を治療しているのでは……と、教授に質問したら、明確な答えが返ってきた。
「回復魔法とは自分が専門知識を学んだ領域の範囲内でのみ発揮する」ってことらしい。
要は、冒険に出てバトルで経験を積んだ白魔法使いは戦闘中で回復能力を発揮し、医療を学んだ医者や看護師は医療に関して回復能力を発揮する、ということ。
正直それでも100%しっくりとはいかなかったんだけど、「同じハンマーを使う職業でも、戦士は戦闘でそれを活かし、鍛冶屋は刀作りでそれを活かす」という例えを聞いて納得できた!
ってことは、ただ単に剣を持ってるだけでもだめだし、魔法が使えるだけでもだめだし、あくまでも重要なのは知識と経験なんだなぁ……と、改めて勉強の大切さを噛みしめてみたりして。
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