グリーンボックス

作者 和田駄々

死に物狂いなら、他者を殺すことをも肯定させてくれる。

  • ★★★ Excellent!!!

私はこれを読んだ時に「DEATH NOTE」という大人気作品を思い出した。
犯罪のない理想の社会を作るため、デスノートを使って犯罪者を殺していく。
そんな作品となぜ、この「グリーンボックス」という作品が重なったのか?
自分の理想のために人を殺すことが、はたして「悪なのか?」という問いかけが両作品の共通点だ。

本作の主人公である瀬名くんは、ごくごく普通の高校生。
そんな彼に、水も食糧もない極限状態での生活など耐えられるはずがない。
限界の来た瀬名くんは、ついに国を滅ぼす決意をする。自分が生きるために、大量殺人を厭わなくなったのだ。
これを機に、瀬名くんを中心として急速に世界が動き出す。

こうした主人公の機敏、世界情勢の混乱、グリーンボックスの不思議などが丁寧に描かれて話が進んでいく。
そのリアリティには、これが作られた物語だと忘れさせる力があり、ついついスクロールする手が止まらなくなる。
物語も佳境に入って急速に話が進み始めた(現最新29話)。謎が深まったが、タネ明かしと世界の行く末が実に楽しみである。

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