あなたに捧ぐ

伸ばした腕を切り取って

乾いた声で包み込んだ


明後日はどうなっているかしら

僕という風化した形容


睫毛と鎖骨の平行線上に

躓いたクラクションの警鐘はあるか


お願い嫌いにならないで

あたたかい掌がどうにも恐ろしく

無音が響けばこうべを垂れる


笑顔が募れば肋骨を砕く

いずれもあなたが欲しい為

無意識と空集合の末

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る