第588話 ヘアーチェンジは気分のままに
――――――――――――――プライベートホーム
ムクロは賑わう街をぐるりと回ってアイテムの買い出しを済ませてからプライベートホームに戻るとそこには言い出しっぺの張本人であるクーリアやエリエントの姿があり。
ムクロを見つけた途端にクーリアはムクロに突っかかっていた。
「やぁやぁムクロッちぃ~~今日は本当に遊べなくて残念残念!!!
だけど安心して、今日はエリと色々と宿題をしたりとゲームをしたりと満喫はしたからさ?
で、明日は暇だったりしない??私は予定がなくて本当に暇なんだよね!!!」
「え、えっと・・・明日か??どうだろうな・・・・あはは。」
「全く・・・今日はムクロがさぼるから私がクーリアの子守をしなくちゃいけなくなったのだからこの貸しはいつか払ってもらうわよ??」
「お帰りなさいませご主人様、ささ奥のリビングについて私と共に本を読みましょう。
クーリアの相手をしていますと時間が勿体ないのですので。」
レイにムクロが連れていかれるとクーリアも同じようにソファーに座りユキシロたちの買い出しはまだかと時計を見ると同時にユキシロとファムが戻って来た。
「ぬふぅ~~~今日も大量じゃったのじゃ!!!
キンのショップは本当に安くて大量購入のし甲斐があるのじゃ。
ファムは何やら香水のようなモノまで買っておったのぉ~~ぬへへ。」
「べ、別にいいでしょ!!乙女なんだから化粧の1つや2つ・・・
ムクロだって綺麗な人か普通の人かって聞かれたらどっちを選ぶ???」
「急な質問だな・・・そうだな・・・俺は綺麗でも普通でもそれがレイなりファムなりクーリアたちなら関係ないと思う。
みんながみんないい顔をしてるからな。」
「む、ムクロッちぃ~~そんなこと言っても私は揺るがないよぉ??
お茶でも淹れてあげよっか??」
「いいえ、ここはお褒めいただいた私が入れるシーンでございます。
ささ・・・ご主人様・・・私の寝室で朝までお茶を味わいましょう。」
「ふぅ~ん・・・そう、で・・・私はその中に入ってるのかしら??
それとも私はムクロにとってお飾りなだけなのかしらね??」
急にエリエントの周りに黒いモヤが立ち込めだし・・・そのオーラというか雲というか例えようにないものがレイ達にも見えたのか被害を受けないようにと非難し始めムクロとエリエントのみとなったリビングは次に出るムクロの言葉によって戦場になるか墓場になるかという大きな分かれ道となっていた。
「ん?エリ??そりゃエリは昔からの長い付き合いだからな。
今までの変化は全部覚えてる・・・時々してたロングヘア―に今よりも少し短い髪型とかもあったよな・・・・最近はあんまり髪を触ったエリを見なくなったけど俺はどのエリも似合っていたと思うし今のエリも十分綺麗だと思う。(アバター的に)」
「そ、そう・・・・また・・・特別に気が向いたらしてあげるわ・・・・
べ、別に嬉しいとかそう言うのじゃないから・・・・」
「何とかムクロッちがエリをデッレデレにしたところで・・・ユリハ達はまだかなぁ~今日のクエストの発表がしたいんだけどなぁってレイ達は何をしてんの??
ううん・・・もしかしてソレ・・・話を聞いて我先にとイジったな!?ズッルーイ!!!私も私もイメチェンイメチェン!!」
「どうなのじゃ主殿ぉ~アタイのロングヘア―は!!
サラッサラの髪もたまにはいいのじゃが・・・ちとジャマじゃの・・・」
「ユキシロのロングは長すぎだと思う・・・私は逆にもう少しだけデザインを変えてみたけど似合うかな??」
「ご主人様、私のロングはどうでしょう。
よければ触ってみますか??」
エリエントの髪を褒めてからというもののレイたちは自分たちの部屋で自分の髪を編集して戻って来ており今までとは違うヘアースタイルにムクロはレイ達の斬新な髪形も似合っていると褒めているとユリハ達が現れ・・・そのタイミングでクーリアも自分でアレンジして来たのかジャジャーンと自分で見せつけるようにしてやってきていた。
「クーリア??それって・・・新しいヘアーアレンジ??
ん~~すごいヘアースタイルだね・・・あはは。」
「えぇ~~そのリアクション薄くないぃ??ってユリハとミストじゃん!!
コレで役者は揃ったね!!あ、アヤカは夜更かししてたから睡眠を続行するらしいよ。
でさ?今回のクエストの発表をしてもいいかな??」
「いや、その前にヘアースタイルを元に戻さなくてもいいのか??
その・・・私は前のショートスタイルの方がクーリアに似合っていたと思うのだが・・・・」
「そうだな、人にもよるだろうがクーリアはツインテールよりもいつものショートの方が俺も似合っていると思う。
何せ・・・ウサミミとツインテールでもはや4本の触手が生えているようにしか見えないからな・・・・」
「そうね・・・誰かから見られたら間違いなくモブと間違われてフレンドリーファイヤーされるだろうしクーリアは元に戻した方がいいわ。」
と、エリエントに手を引かれながらクーリアは自分の部屋に戻され、髪も元に戻してやって来ると何か腑に落ちないのかブーブーとふてくされ始め何かを閃いたのかクーリアは独り言のように先ほどムクロがエリエントに言っていた内容を呟くとユリハとミストは同時に立ち上がり自分の部屋へと消えて行ってしまってい・・・
「このままでは2人も新たなるヘアースタイルで来るのではないですか??
止めなくてよろしいのですか?」
「グッフッフッフ・・・私の味わった苦しみを2人も味わって私に優しくされると良いんだ!!!さぁどんなド派手でアグレッシブな髪になっているのか見てるぜぃ!!!」
「ん~2人に限ってそんなことはないと思うんだけど・・・・」
「うむ、2人はクーリアよりも冷静で決めるときは決める華麗なモノ達なのじゃ。
じゃからアタイはむしろどれだけ魅力が上がっているのかワクワクするのじゃ。」
「私のヘアーは少しアレンジしてみたがどうだろうか??
ショートなのだが・・・似合っているか??」
「私もできたよ元々は長い髪だったから少し髪が軽くなったよ。
で、ムクロ君・・・私の髪はどうかな?似合う?」
2人が同時に現れると元々がロングヘア―なだけあって大きく違うイメージ化と思えば2人はしっかりとまとめたヘアースタイルにしておりムクロたちはユリハ達の髪を似合っていると語るがその中でもクーリアは負けたような気持が強まり2人に対し自分にも似合う髪型はできないかと小さな声で問うていた――――――――
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます