第71話 マウンテン&トロールズ その3

フランが来た事で、デーモンブリードに余裕が出来た。


デーモンブリードは、クレーターに迷わずダイブ!!

「フランか、助かった。」

体を開いたフランから触手が飛び出して、デーモンブリードの手足を絡め取る。


触手に牽引され、デーモンブリードがフランの中に収納されると変形が始まる。


胴が城門、手足が城塔と紫色の城塞を身に纏った巨体フランフォームへの再変身。


足裏と背からプラズマ噴射で上昇し、トロールの前に立ちふさがった。


フランフォームに臆することなく殴りかかるトロール、その拳を

掴み取るとデーモンブリードはトロールを空高く投げ飛ばした。


「・・・・・殿下、一気に決める。」

フランの意識が体の操作を行い鎖鉄球を取り出して振り回す。


回る鉄球が、紫色のプラズマとなり上空のトロールへ打ち上げられた!!

「・・・・・・ダイナミックプラズマ。」


トロールを跡形も無く粉砕して、フランが技の名をつぶやく。


「・・・・・・トロールよりも俺達の方が被害出した気がする。」


後日、皆で山の整地を行うことになったのは当然の結末であった。


何故、一般人達が悪魔召喚を出来たのか? その謎と裏に潜む陰謀に

進太郎達はまだ気づいていなかった。






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