第52話 お祭りの敵を撃退せよ!!4
島民達に罠を仕掛けられていることも知らないヴィラン達。
自販機を壊して奪った、ビールの缶が散乱する廃屋から
二日酔いで機嫌が悪そうに出てくるヴィラン達。
「あ~農家とか田舎臭えっ!!町に行くぞ、町!!」
兎男のヴォーパルが叫ぶ、田舎が嫌いなら来なければよかったのに。
亀男も白鳥男も同意し、ショッピングモールのある犬鳴町を狙った。
「・・・・歩くのか?」
亀男のつぶやきは無視された。
そして、白鳥男が道すがら車を見つける。
路上に停車していた鍵付きの軽トラックに疑いを抱かず乗り込む3人。
その軽トラが地元農家の提供による発信機付きの罠だという事もヴィラン達は
まだ知らなかった。
発信機をリアルタイムで見ている本営、ヘルグリム帝国大使館では。
「フラン、敵は順調にそちらへ向かっていますので対処をお願いします。」
メイが犬鳴町で待機しているフランに連絡する。
「・・・・・・本当はオペレーターとか電子戦とか、私の方が得意なのに。」
フランは少し不満の声、メイが進太郎に電話を代る。
「そこを堪えて頼む、フランのパワーが今回は最適なんだ。」
進太郎がフランに告げる。
「イエス、マイロード♪・・・・私、健気な良妻だから細腕繁盛記で頑張る♪」
フランが通話を切った。
「フランにいじめられましわ!!慰めてくださいまし!!」
メイが進太郎に泣きつく。
「メイも雉見町へ行こうな、後で皆面倒見るから。」
ヴィラン達は行く手、シャッター商店街作戦とフランが
待ち構えている事を知る事になる。
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