機械仕掛けのパンドラ

作者 なぎのき

71

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★★★ Excellent!!!

突飛な発想ではなく、かといって奇抜なトリックでもなく。
地道に、飽くまで淡々と、戦いに明け暮れるAIの日常を丹念に描いた秀作です。そしてこれは多分に感覚的なもので、言葉で表すのが非常に難しいのですが、文章全体をパッと見たときの、漢字やカタカナのバランスがとても自分好みでした。こういう文体以前の「おおっ何かいいな……!」という感覚にはなかなか出逢えるものではないので、大変嬉しく思いました。

後半のエクストラエピソードではアヤの新たな、意外な一面も垣間見え、物語に豊饒さをもたらすという意味では単なる外伝以上の内容となっています。
タイトルも秀逸です。機械仕掛けのパンドラ……カッコイイ!

★★★ Excellent!!!

やや使い古されたテーマではありますが、この手の話はやはりいつ読んでも面白いです。
いわゆるお約束的な展開も踏まえつつ、しっかりとオリジナリティを感じさせる味付けがされているところが素晴らしい。
パンドラという言葉が何を指しているのかが分かったときに思わずなるほどと頷いてしまいました。
SFアンドロイドものが好きなら是非ご一読を!

★★★ Excellent!!!

 己を「兵器」と称す少女、戦闘用AI「アヤ」の抱く懊悩を仔細に表している、他とは一線を画す魅力的な作品でございます。
 個人的には、Extra Episodeがお気に入りです。なんだかアヤが素晴らしく可愛いと感じること請け合いですわ。
 是非、ご一読を!

★★★ Excellent!!!

本編後のエキストラエピソード、必見!
試行錯誤を経ながら、XAIが既存人類と共存していく。溶け込んでいく……
そんな世の情勢を象徴するかのように、
アヤとアシュラムの距離もまた、近づいていきます。
アヤの体重にそうかと納得のハッピーエンドでした♪

★★★ Excellent!!!

識別コードA0221:機体名「アヤ」 
一六、七歳の女性を形どった彼女は戦闘用のAIだ。
アヤにはある制限が課せらている。
それは人間を殺さないこと。
アヤの行動はあくまで『武力の無効化』であり『殺戮』ではない。

重厚で本格的なSFでありながら、読み進めるうちに
「SF? これはヒューマンドラマではないのか?」と感じました。
一人の「アヤ」という少女が、自身に秘められたモノに葛藤しているような様は、
正に思春期における、自我の目覚めのように思えます。

アヤに内包されたブラックボックスに秘められていたのは「絶望」か、
それとも「希望」か?

是非みなさんも読んでみてください♪

★★★ Excellent!!!

拝読させていただきました。滑らかな一人称が非常に読みやすく物語への没入感を高めてくれました。

主人公アヤの危うい感じが非常に魅力的だと思います。まだ未読の方を考慮して詳しくは書けないですが、一話でがっつりハートを掴まれてあれよあれよで最後までいっちゃいました。

可視化できない部品だからこそ重要だ、と教えていただきました。
ありがとうございます。
おもしろかったです!

★★★ Excellent!!!

SFというジャンルを書く上での表現がすごくしっかりしていて、世界観にどんどん引き込まれていきました。
SFという世界観をまったく崩さない知識、描写力は見事としか言いようがありません。
先頭描写も迫力があって、人間離れしたアンドロイドの動きが頭の中に鮮明に浮かんできます。
主人公がAIであり、SFというジャンルだからこそ描ける、人間とAIのあり方について追及する壮大なテーマ。
とても読み応えのある作品です。

★★★ Excellent!!!

 どこか冷静でクールな印象のAIアヤ。

『武力に武力を以て臨み制圧する』
 ただそれだけだと、何か冷徹な何か。または力の横暴を感じてしまうが、

『被害を最小限に抑え、速やかに状況を沈静化する』
 というこの部分に、そんな彼女に与えられた使命とは何か違う、希望と優しさが感じられる作品。
 ところが、その組織の在り方に対し、次第に疑問を抱くアヤ。
 そもそも戦闘AIとして開発された彼女らの存在と、優しさの定義には、矛盾が存在していた。
 だが、アヤはそれが上手くコントロールできた。感情として。いや、これはきっとアヤの中に元々あったものなのだろう。
 でも、アヤの妹たちにはそれが出来ない。
 アヤにはあり、アヤの後継機である妹たちには無いもの……。

 ──それは一体、なにかっ!?

 あとは読んでからのお楽しみですっ!
 いやあ~面白かったです!!(*´∀`)感謝♪

★★★ Excellent!!!

SFアニオタなフューチャリングが其処かしこに散りばめられている。
本編もいいが、おかわりの外伝は何杯でもいけそうだ。
シリーズとして「2」とか「Z」とか「零」とかあっても驚かない。
特に戦闘シーンは映像で観てみたい作品です。