枯れることなど知らぬ花

作者 村雲唯円

26

9人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

「親孝行」と言う言葉を頭と心の片隅に置いていながら、その言葉の重みのために見て見ぬ振りをしている事と思います。

でも、特別な事は必要ありません。

ほんの少し、ほんの少しだけ親を思う気持ちと行動が、きっと何よりの親孝行なんですよね。

決して奇をてらわず、母への真っ直ぐな気持ちと行動に、心が温かくなる作品です。

★★★ Excellent!!!

母の日に、心を込めた花を贈る……あちこちで行われているであろう、心からの感謝の気持ちを示すプレゼント。
ですが、そこに至るまでにはきっと、自分を育ててくれた母への良し悪し様々な思い出や経験があるはず。

そんな思いを、優しく丁寧な文章で描き、暖かな気分で彩ってくれるのが、この作品かもしれません。
母への想いが託されたその花は、きっと母の心の中、思い出の庭で、ずっと色褪せる事なく咲き続ける事でしょう。

★★★ Excellent!!!

まるでエッセイのような、等身大の視線と飾らない言葉で綴られています。
だからこそ彼のお母さんを思う気持ちがとてもリアルに伝わってきて、なんだかハッとする物語でした。
こんな息子さんがいらっしゃるお母さん、幸せ者ですね。

作者さんは短編にあまり慣れてないと聞いていたのですが、とてもそうは思えないほど後味よくほっこり仕立て。
これはぜひ親元を離れて一人暮らしをしている男性に読んでいただきたいですね!

★★★ Excellent!!!

地方から上京して一人暮らしをしている、
どこにでもいそうな普通の若者。

ふと思い立って母の日のプレゼントを贈る、
彼の胸に去来する母への想いもやはり、
何も特別ではなく誰でも感じそうなこと。

だからこそすっと共感でき、
その切なさが胸を打ちます。

とても、よいものを読ませていただきました。