④-導師の悪巧み-

 領主館大広間。客人をもてなすために作られた大理石の大部屋には長い木製テーブルが置かれている。多くの客人が顔を揃えて食事を楽しむために、幾つもの椅子も用意されていた。

 しかしここ最近の領主館はパーティなどほとんど開催されず、嵐が過ぎ去ったあとのような静けさに包まれている。その原因は戦争という名の暴風で主を失ったからであり、息の詰まるような雰囲気だけが漂っていた。

 

 それが今日は違った。大広間のテーブル中央席には祭服姿の男が座り、目の前に出された料理を美味そうに食べている。部屋の隅には屋敷の侍女達が控え、空いた皿を運んだりグラスにぶどう酒を注いだりと対応していた。


「いやーさすがはゼスペリア州長閣下の御殿ですな。料理も人も質が違う」


 にこやかに笑う司祭は、眼前に座る初老の男へそう言った。

 男は筋骨隆々の体に厳つい顔つきという、まさに戦士を表したような風貌だ。服に隠れていない腕には無数の傷跡が残され、額から右目を通って頬まで刻まれた一本筋の切り傷も生々しい。

 それは幾度もの死地をくぐり抜け生き延びた証拠だ。庶民は決して近寄らない雰囲気を男は纏っていた。


「喜んでもらえて何よりですがねグリニャーダ殿。いつ頃に儀式を始めるんですかな」


「そう急かさないでくださいゴルドフ様。儀式には精神統一が重要です。そして精神統一には術者の健康と瑞々しい心が肝要です。天界に召された魂を呼び戻すには生半可な精神力では叶いませんからね。まずは鋭気を養い、その後にしかるべき準備を進めましょう」


 淀みなく答えた司祭グリニャーダは、グラスに注がれたぶどう酒を一気に飲み干す。


「しかしゼスペリアは、豊穣神に特に愛された土地だという伝承通りですな。芳醇なぶどう酒に良質な羊肉。ゼスペリア州民の敬虔さが豊穣神セレスティア様に届いている何よりの証拠です。神のご加護が行き渡った土地ならば、きっと州長代理も私の声を聞き届けてくれるでしょう」


 はっはっは、と快活に笑ってみせるがゴルドフの表情筋はピクリとも動かない。食事を始めてからムスっとした顔のままだ。


 ――せっかくの料理もつまらん男が相手ではまずいだけだな。ジルナールとかいう小娘のほうがよっぽどマシだった。


 グリニャーダは笑みの奥で真逆のことを考える。本心はおくびにも出さない。

 そうでなければロド家を騙し通すことはできないだろう。


 ゴルドフという男は代々ロド家に仕える一族の人間で、軍事参謀を任されるほど信頼のある家臣だという。その責任感と矜持は本物で、少し会話したくらいでは心を開きそうにない。


「準備はこちらでも協力しますがね、儀式開始までにどれくらい掛かるか目処を教えてくれませぬか」


「そうですねぇ。精神統一に二日、いや様子を見て三日ほど。それと儀式には供物も必要ですが、魂をこの地に導くため州長代理の所持品も欲しい。生前の遺物には魂の痕跡が残っていますからな。それらを清める作業も含めると、一週間はかかるかと」


「……本当にそんな必要なんですかい」


 ゴルドフの目の奥に疑心が現れたことを、グリニャーダは見逃さなかった。

 すかさず早口で畳み掛ける。


「何をおっしゃいます。本来、天界は人智の及ばぬ神の領域。そこに我が精神を送り出し特定の人物を導くのは至難の業です。神官や宣教師の中でも修行と巡礼を積み重ねた者にしか会得できない秘技ゆえに、我々のような到達者は<導師>と呼ばれる。その重みを理解していただけないのでしょうか」


「いや、そういうわけでは……」


「そもそも、生死不明のルゥナール様の状態および居場所を特定したいとラオクリア総主教庁に依頼されたのは、ロド家縁戚のモルディット侯爵殿です。モルディット卿の切実な願いに心打たれたからこそ私はこうして、ダイアロンからゼスペリアまで足を運んだ。貴殿が私の儀式に疑義を唱えるのは結構ですが、モルディット卿の面子も潰す事態になりかねません」


「むぅ、ですから、ワシはそのようなつもりはなく……」


「では段取りについては私に一任していただく。それでよろしいですね?」


 ゴルドフは苦い顔で頷いた。グリニャーダは内心でほくそ笑む。


 ――筋肉馬鹿を丸めるなど容易いものだな。さて、どれくらい粘ってやろうか。


 頭の中で計算を始める。精神統一に数日をかけて、清めの作業と儀式準備に数日。あとは天候や星の巡りの調整でもう少しは時間を稼げる。儀式に入っても失敗したとか言い訳をして作業を繰り返せばいい。


「ところでモルディット卿は今どこに? 先日ご挨拶したきりなのですが」


「ああ、モルディット殿は負傷したワシの代わりにルゥナ様の捜索隊を率いておるんです。ルゥナ様を奇襲から守れなかったことにいたく責任を感じておってですな。だからこそラオクリア総主教庁に依頼をしたんだと思いますがね……勝手に」


「お気持ちは痛み入ります。いや、モルディット様の忠誠心には頭が下がりますな。ルゥナール様も立派な忠臣を持って誇りに思われるでしょう」


 さりげなくモルディットのフォローを入れておく。やはりゴルドフはモルディットの独断行為をよく思っていないようだ。本来は家臣総出で検討すべきことを一人で動いてしまったのだから当然だろう。


 しかしモルディットが一人で動いたのには理由がある。

 それは、かの男の野心だ。


 ゼスペリア州長代理ルゥナールの遺体が見つかっていない事態はモルディットにとって好都合だった。家督は妹のジルナールが受け継ぐとしても、彼女は実戦経験のない箱入り娘。軍事や政治に疎いであろうジルナールを補佐する相談役が必要になる。

 その座はゴルドフともう一人の家臣クザンが有力視されていた。

 モルディットはその利権に食い込みたかった。あわよくばジルナールを陰で操りゼスペリア統治への強い影響力を持つことも狙った。

 

 そこで協力関係を結んだのがグリニャーダだ。二人が企てた計画は、まずグリニャーダが導師の力でルゥナール遺体放置場所を発見する。信用を得た後はルゥナールからの遺言という体でモルディットを相談役に推薦し、徐々にジルナールを傀儡として操っていく。


 ここで問題なのは、グリニャーダに


 つまりルゥナールの魂を天界から呼び寄せ遺体の場所を割り出す、なんて芸当はできない。

 しかしそれもモルディットの協力で解決するのだ。モルディットはルゥナールの遺体を発見後、それを隠して一旦領主館に帰還する。そしてグリニャーダは儀式で情報を得たという体で遺体放置場所に言及し、今度は一発で発見することで導師の力を信じ込ませる、という筋書きだ。


 本来、導師の力が存在しないことは総主教庁では極秘中の極秘なのだが、グリニャーダとモルディットは顔馴染みで互いに裏事情は把握している。だからこそ可能な計画だった。


 ――ゼスペリアは七州の中でも貧相なほうと聞いていたが、なかなかどうして、退屈はしなさそうだ。モルディットの奴にうんと見返りを弾んでもらうとするか。


 モルディットが摂政として実権を握った暁にはゼスペリアに拠点を構えてもいいだろう。そこで信者を増やし、美味い飯と女に囲まれた余生を送る。

 妄想に浸りながら食事を進めていると、ゴルドフが質問を投げかけた。


「しかし、グリニャーダ殿。ルゥナ様はやはり……亡くなられたんですか」


 ゴルドフは白いものが混じった頭髪を撫でた。その目に悲壮が過る。


「信じられない、いや、信じたくないんだワシは……あのとき奇襲を受けて司令部は散り散りになった。それでもワシはこうして生き残っておる。あの闇の中では追手も視界がはっきりしない。他の家臣もルゥナ様が殺された場面を目撃しておらん。だとすればルゥナ様は逃げ延びて、どこかの村で隠れ潜んでおるのではないか」


「いいえ。残念ですがルゥナ様は死亡されています」


 ナプキンで口元の汚れを拭いながら、グリニャーダははっきりと答えた。


「ここに来る前、総主教庁本部で天界と交信いたしました。確定ではありませんが、ルゥナール様と思しき魂の存在が伝わっています。十中八九、戦死されておられるでしょう」


 ゴルドフは何も言わなかった。ただ寂しげな表情でうつむくだけだ。


 憐れな男だ、とグリニャーダは思った。そもそも州長代理が死亡していなくては計画が成り立たない。もし生きていたとしても、発見次第モルディットが暗殺する手筈になっている。どのみちゴルドフの望みは叶わない。


「ゴルドフ様。お気を確かに。我々がすべきことは一刻も早くルゥナール様のご遺体を発見し、皆で弔うことです。死亡が確定しなければゼスペリア州長交代も宙に浮いたままだ。盛大な葬儀をあげ、次世代へと繋げていくことがゼスペリアの安泰にも繋がる。僅かばかりですが、私もあなた方のお力になりたい」


「……承知した。どうか、よろしくお頼み申す」


 ゴルドフが頭を下げる。グリニャーダは鷹揚に頷く。

 同時に、死亡した州長代理に心から感謝した。まったくいいときに死んでくれたものだ、と。

 と、そのとき。大広間の扉が音を立てて開く。

 室内に入ってきたのは美しい少女だった。


「お待たせしてすみませんグリニャーダ様」


 所用があると言って席を外していたジルナールだ。ようやく戻ってきたのだろう。これでむさ苦しい男の相手をしなくて済む。

「これはジルナール様。このような席を設けていただき大変感謝しております」と喜びながら立ち上がるグリニャーダだが、彼女の後ろにいる人物を見て眉をひそめた。


「……それと、そちらの方は? お客人には見えませんが」


 言いながらグリニャーダは、ジルナの後ろにいる少年を観察した。

 黒髪に黒の瞳で、よくわからない素材の服を着ている。両腕に大きな手錠が嵌められているところを見ると異国の奴隷だろうか。少年は難しい顔でグリニャーダを見つめていた。

 しかし奴隷を客人の前に連れてくるのは無礼な行為だ。ジルナの意図を計り知れないでいると、彼女がにこやかな顔で説明する。


「彼はユキト。少々問題があって捕えたのですが、尋問に時間がかかりました。それで顔を出すのが遅くなってしまい申し訳ありません」


「ジルナール様自らが尋問をされたと? それはまた珍しい……ここに犯罪者を連れてきたのも何か理由がお有りのようですな」


「ええ。実は折り入ってグリニャーダ様にはお願いがございます。ここにいるユキトと、ある勝負をしていただきたいのです。是非ともお付き合いください」


 虚を突かれたグリニャーダはすぐに反応できなかった。


「……勝負、ですか?」


「はい。何でもユキトは、導師様の力を持っていると言うんです。その力で我が姉ルゥナールの魂を憑依し、私の前に現れました。ちなみに今も姉様の魂はここにあると言っております」


 ざわり、と室内が騒いだ。ゴルドフはおろか侍女達も驚いている。

 しかしグリニャーダは相好を崩さないまま首を傾げた。


「ほう、そちらの少年が導師だと。しかし見たところ神官や宣教師の類には見えません。それにジルナール様も知識の上ではご存知でしょうが、導師として覚醒するには十数年の過酷な修行と巡礼が必要になる。彼のような若輩者がそうであるとは到底信じられませんな」


「ええ、私もそう思います」


「……ならばなぜ、即刻処分しないのですか」


「彼はロド家が運営する孤児院に現れ、私と姉様が面倒を見ていた子どもたち全員の名前を言い当てました。それだけでなく姉様と子どもたちしか知らないやり取りまでも話してみせた。彼はそれを能力によるものと説明していますが、私はまだ半信半疑です。そこで導師グリニャーダ様と勝負をしていただき、ここに姉様がいるのか、それとも天界にいるのか見定めたい」


 その瞬間、グリニャーダは笑みを消した。


「ジルナール様。つまりそれは、私の力をも疑うことになりますな」


 ジルナは何も言わず笑ったままだ。肯定も否定もしない。


「何を言っているかご自分でおわかりなのでしょうかね。貴殿の言葉はラオクリア総主教庁のこれまでの功績や教義を冒涜している。我々導師と、どこの馬の骨とも知れない子供を比べること自体が馬鹿げています」


「ではお帰りください」


 ジルナの発言は場を更に驚かせた。さすがのグリニャーダも目を丸くする。


「か、帰れと?」


「ええ。元々はモルディット卿の独断です。私や家臣総員の考えではない」


「ですが、それではルゥナール様のご遺体は発見できませんぞ!」


「ご心配なく。それは私どもロド家の問題で貴方は関係ありません。それにここへ来る道中でユキトから聞きました。姉様の遺体がある場所を知っていると」


「まさかジルナール様はこんな子供のほうを信じるのですか!?」


「それは勝負の結果次第ですね。不服があるならユキトに勝って自分の力を証明していただきましょう、グリニャーダ様」


 グリニャーダは困惑した。この小娘はとんでもないことを口走っている。七州全域に信者を抱え政治にも関与するラオクリア総主教庁の導師を信じないどころか、能力を試そうというのだ。一歩間違えればゼスペリアが他の州から敵視されるほどの暴挙だった。

 しかしこれは予想もしなかった緊急事態だ。この場から去ることはできない。モルディットが出払っている今、何とかして留まらなければいけない。


 ――まさかこの小娘、私やモルディットを疑っているのか?


 ジルナは口元を笑みをの形に作っているが、その目は笑っていない。グリニャーダの反応を伺う目つきだ。舞踏に興じるだけの頭の軽い娘だと考えていたが、もしかすると見誤っているかもしれない。


「ま、待たれよお嬢、じゃなかったジルナ様! いくらなんでもそれは度が過ぎますぞ!」


 慌てた様子でゴルドフが立ち上がりジルナに近寄る。


「グリニャーダ殿を帰せばモルディット卿、ひいてはラオクリア総主教庁の反感を買う! この時期にそんな火種を作るのは避けるべきだ!」


「だからここで白黒つければ済むでしょう? 嫌ならお帰りになればいい。その後に私から正式な詫び状をお送りさせていただきます」


 ジルナの目線はグリニャーダの方へ向けられていた。

 グリニャーダはゾクリとする。

 やはりこの娘は疑いを持っている。それも確信に近いものを。


「またジルナ様はそんなことを! よいですか、もはやロド家には貴女しか残されておらんのですぞ。ちゃんとしていただかなければワシらも補佐しかねる!」


「ちゃんとしてますよ、私は」


「どこがじゃ! それに何だこの小僧は。いくらルゥナ様と子供たちのことを知り得たとしても素性も知れない者を信じるのは迂闊すぎる!」


「まだ信じてませんてば。だからこうやって試してみてるわけです」


 ぎゃあぎゃあと口論する二人の奥で少年――ユキトがぽかんとしていた。圧倒されている様はどう見ても普通の子供だ。


 ――どういうつもりだあの小僧……!


 グリニャーダは歯ぎしりする。この厄介な状況はどう考えても、いきなり現れたあの子供が原因だ。

 ユキトという男は一体何者なのか。考えたグリニャーダは一つの仮説に行き着く。

 すなわち自分と同じ、ロド家に取り入ろうとする一派が差し向けた人間、ということだ。


 孤児院での出来事というのはおそらく作為的なものだろう。ルゥナールの情報は仕入れようと思えばできる。現にグリニャーダも儀式のために色々と調査済みだ。

 そもそもグリニャーダは、導師の力を得ているというユキトの話を一つも信じていない。

 

 なぜならこの国の中で、本当に神や霊魂を見聞きできる人間など存在しないからだ。

 

 全てはラオクリア総主教庁の威光を保つために作られた虚栄に過ぎない。真実は一部の人間が知るのみだが、導師の力を疑うものは一人もいなかった。なにせ他の人間には神も霊も見えないのだ。証拠がないのだからどうとでも言い含められる。

 とすればユキトという男もペテン師で、モルディットではない家臣か外部の人間子飼いの間諜とするのが正しいだろう。


「……わかりました。受けましょう、勝負を」


 口論を止めたジルナとゴルドフが振り向く。グリニャーダは内心の焦りを落ち着かせながら笑ってみせた。


「これも神の与えし試練なのでしょうね。ですが真実は一つだけです。私の力を見ていただければきっとジルナ様のお心も晴れやかになるでしょう」


 何を根拠にジルナが疑いを持っているかは知らないが、ここで背を向ければ計画は頓挫だ。勝負とやらに勝てばジルナを黙らせられるし、侮辱したことを責めればより御しやすくなる。

 それに勝算もあった。導師としての経験は豊富で、こちら側の協力者はロド家に近いモルディット侯爵家なのだ。情報量の豊富さを使っていくらでも騙せる。


「それは良かった。ではこれより準備に入りますね」


「ジルナ様……!」


「黙って見ていてゴルドフ。あなたのお小言はその後で聞きますから」


 ジルナは侍女達に指示を出し始める。ゴルドフは苦虫を噛み潰したような顔をしていたが、諦めたように肩を落として移動していった。

 その場に突っ立っているのはユキト一人になる。


 ――どれ、大袈裟なことになって震えているのではないかな。


 ほくそ笑むグリニャーダだったが、ユキトの顔は不安というよりも、面倒なことになったなぁ程度の緊張感の薄い表情だった。

 そして彼は誰もいない後ろ側を振り向く。


「だってよルゥナ。いいのかなこれ……まぁそうだけどさ。ていうか本当にがっかりした……だよなぁ、ルゥナもそう思うよな……うーん、どうなんだろ。俺としてはそうあって欲しい。とにかくジルナさんに任せるしかないか」


 グリニャーダは眉を上げる。誰もいない虚空に向かって喋りかけている。


 ――なんだあの小僧は。頭がおかしいのか?


 あるいは演技のつもりか。それにしては真に迫るというか、本当に誰かと喋っているようだ。

 しかしグリニャーダは、ありえないと否定する。

 神を信じていないわけではない。だが彼自身は一度も見えたことがない。熱心に信仰してきた人間がそうでないのなら、他の誰かが神を見れるはずもない。

 自分以外の誰かに叶えられるなど、彼の信仰心が許さなかった。

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