陸斗と昴にある因縁。ー5ー


「陸斗くん、明日も仕事? 」


お風呂から上がると、私は陸斗くんに聞く。


「ああ。朝一で出ないと」

「何時? 朝ご飯作るよ」

「大丈夫。蜜葉も疲れただろ? 悪いから」

「でも…….」

「蜜葉はしっかり寝て。また来るから」

「次はいつになりそう? 」

「どうだろ。これからライブに向けてダンスのレッスンも始まるからな」

「そ、そっか。だよね」

「ごめん」

「あ、謝らないで! 私は大丈夫だよ」

「寂しくて寂しくてどうしようもなくなったら呼んで。飛んで行く」

「陸斗くん……」

「あ、俺が蜜葉を呼ぶ事もあるかも」

「じゃあ、その時は私が飛んで行く」

「うん」


陸斗くんは私達は抱き合いながらベッドに寝転ぶ。


「このまま寝ちゃお」

「よく寝れるね、陸斗くん」

「まだ怒ってる? 蜜葉」

「ちょっぴり」

「今度皆で会う時は気をつけるよ」

「うん。あのね、私……今日すごく嬉しかった。忙しくても皆でちゃんと集まれた事が。もう部活動は終わったけど、私達の絆は変わらないね」

「ああ。そうだな。今でも皆大事な仲間」


また近い内に皆で集まれると良いなぁ。


「おやすみ、陸斗くん」

「待って」

「ん? 」


陸斗くんは私の唇を奪う。


「おやすみ」

「お、おやすみ」


もっと会いたいけど、ワガママは言わない。お互い夢を叶えたんだ。それぞれが頑張る時間もたくさん必要。これからまた寂しくなるけど、ちゃんと会うのを我慢しよう、お互い。離れていても。


だってお互いを信じてるから。不安なんて抱える必要はない。そうだよね? 陸斗くん。


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