陸斗と昴ー9ー


冷たい瞳。陸斗くんとは全然違う。


「みっちゃん、知り合い!? 」

「さっき綾ちゃんに話した合コンの人……」

「そうそう。昨日話し足りなかったんだよ? 蜜葉」


彼は私に近付く。

そして、いきなり私の頰にキスをした。


「な、何して……」

「す、昴……?」


えっ!?陸斗くん!?


「遅いじゃん、りっくん」

「お前、蜜葉に! 」


陸斗くんは昴くんの胸倉を掴む。


「へぇ? 蜜葉の彼氏って陸斗だったんだ。ますます興味が湧いた」

「蜜葉に触るな」

「ひどいなぁ。久しぶりに会った従兄弟に」

「消えろ」

「そんなに守りたいんだ? そこまで魅力的なんだ、蜜葉って。ますます欲しくなった」

「蜜葉に近付いたらただじゃおかない」

「無理だよ。知ってるでしょ? りっくん。俺が昔っから欲しがるのはりっくんの物。諦めも悪いんだ」


明らかに感じる陸斗くんに対する敵意。


「じゃあね、蜜葉」


昴くんは私を見てにやっと笑った。


陸斗くんは見た事もないくらい怖い顔をして彼の背中を見つめていた。


陸斗くん……。





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