挿話 CaboWabo+のある生活。空編2


「お疲れさまでしたー!」

「おつかれー!」

「あー今日も楽しかったねー!」

「お疲れ様ー。」



カボ+の閉店は21時。

終わったら方面ごとにクルーの送迎が始まる。


基本的に、行きたいところなら連れてってくれるのだけど、ホールクルーは未成年者がほとんどだし、学校側もバイトは20時までと決めているところが多く、学校側と保護者との話し合いの中で出来た約束の為もあって、ほぼ必ず自宅まで直接の送迎がセオリーになっている。


私は一人暮らしなのもあって、だいたい最後までシンディと残っていることが多い。


弥生は他県からやって来た子で、一人暮らしをしていて、今はカボ+オンリーの生活なので、送迎はいつも最後になる。


「空ちゃんこのあと予定あるの?」

「んー。ブルーノートのとこに行きたいけど…また葵に怒られるから直接帰るよ?どした?」

「空ちゃんち泊めて貰ったらダメ?」

「なんで?」

「私のアパート、お風呂の給湯設備の入れ換えが今日から始まっちゃって、お風呂入れないのー。ね?ダメ?」

「いいぜー。おいでー。」

「わーい。ありがとー!」


また弥生は胸に飛び込んで来る。

お前の胸んがでかいだろ?まったく。


そのまま弥生を抱き抱えてカボ+をあとにした。



****************



「ひっろ~い!何これ?! ヤバーい!」


さっそくはしゃぎ回るロリ巨乳を横目に、ホットタブにお湯を溜める。


よしっと。

コーヒーでも淹れるか。

弥生は甘甘なチョコレートミルクでっと。


「空ちゃん? ベッドルームここ?」

「そだよ。」

「いただきまーす!それーっ!」


いただきますってなんだよ?

軽く走ってベッドにダイブする弥生。

リトルスクールのガキだな。ほっとこう。


さて、私は着替えて……………………ん………?


「弥生?何してんだよ?」


いつの間にか弥生が私の前に目を輝かせて体操座りしている。


「いや。空ちゃん観察。私の趣味だから。気にしないで? さぁ。続き続き。」


こいつは……


「まぁ私は気にしないからいーけどさ。」


と、いつもの様に全裸になっていく。

基本、私は部屋ではノーブラノーパン。寝るときはネグリジェだけど、上からかぶるだけ。

締め付けられてるのがストレスだから。


「うひー! えへへへへ。綺麗ですなー空ちゃんは。」


う。エロおやじが居る。

オレンジのツインテイルをフリフリして、真っ赤になってるロリ巨乳。

なんかシュールだ。


「バカなこと言ってないの。お風呂入ったよ?いっといでー。」

「はーい!おねーさま。」


いやいや。お前んが4つほど上さ。

悪い気はしないけど。


鼻歌をふんふん歌いながらお風呂に向かう弥生。

そう言えば着替えどーすんだ?

私の絶対に合わない自信があるぞ?

わたしゃCしかないし。おしりもお前よりちっこい。


「弥生着替えはー?」

「あるよー!」


即答かよ。なんであるんだよ?

まっいっか。

明日のお弁当つくろ。



***************



「あー今日はつかれたー。」


お風呂あがって髪をタオルドライ。

とにかく早く寝たい。

ブルーノートの夢を見たい。

だって!!逢ってないんだもん!!


「弥生ー?私は寝るよー?

眠けりゃ勝手にベッドに寝てねー?ふぁ~あ。」


テレビドラマにかじりついていた弥生が首だけ器用に私に向ける。

エクソシストのリーガンか。恐い。


「一緒にベッド使ってもいーの?」


その満面のロリ笑顔はなんだ。


「いーよ。クイーンサイズだし。好きなタイミングで寝な。」

「は~い♪」


時刻はすでに0時半。

明日起きれるかなー?

ブルーノート逢いたいなー。えーん。


****************



熱い。


お腹がジンジンする。



優しく ときどき 強く。


緩急をつけた絶妙な力加減で刺激され、身体にまったく力が入らない。


ブルーノート……ん……は…ぁ……いや……


身体中が痺れる。

彼が指を動かす度に、私の中からたくさんのなにかが溢れだす。


胸が乱暴に掴まれて、乳首を咬まれる。


────?!


………ぁ……はぁ……ん…ぁ…… ん……


子宮が欲しがってる。彼を。


ぁん……はぁ……ん…きて……ね……ねぇ……ぁ…


私の股間を柔らかな彼の舌がなぞる。

蕩けてしまうほどに気持ちいい。

頭の先まで痺れる。


……ぁああ……ん…ん…ぁん…は…


それはどんどん強くなって、ついには私の中に入ろうとする。


…ぁん……は…あん…い……いれて……お願い……はゃ…く……いれ…て…


私は身体中を貫くほどの快感のうみの中、必死に彼にしがみついて懇願した。


──むぎゅぅ。




え?


むぎゅぅ?


ブルーノートの胸…が?むぎゅぅ?




痺れる身体をなんとか振り絞ってライトを点けた。


「えへ。空ちゃんすっっっごい可愛かった~。たまんない。死んでもいい。空ちゃんのここやっぱり美味しい。」


「や~よ~い~!? お~ま~え~か~?!!」


「きゃぁぁぁぁあああああああ♪♪」



その後

朝まで起きてたのは言うまでもない。


ブルーノート~

早く迎えに来て~




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