私、レズ疑惑が発生しました。(宇宙での冒険-3)

 や、やばいっ…………・

 いや、『私の名は』ってボケじゃないからね!!

 「あれ、もしかして名前わからないの?」

 ホープは私を覗き込むように聞いてきた。

 ホープの目は止めもキラキラと輝いていて、目と目があったら少々ドキっとしてしまうくらいに…。

 いや、星があるせいでキラキラしてるのかもしれないけど気にしないでくれ。

 「ん?」

 私があまりにも反応しなかったので彼女は私にもう一回訪ねてくれた。

 その声もマジで萌え〜…………って私はもしやレズかもしれない………。

 そんな驚きを無理やり隠しながら答えた。

 「わ、分からないっていうか、出てきそうで出てこないんだよねー………」

 それが『分からない』ってことだろっ!!と心の中で盛大に突っ込んでしまった。

 そんな中彼女は私の正面で岩によし掛かりながら「そうかそうか〜」と一人つぶやいた。

 ああ、可愛い………。

 長い黒髪を手でくるくるとしながら斜め45度で考えてるところとか、もう私をどうしたいのか……。

 「じゃあ、この場所での名前をつけよっか!」

 「うんっ!」

 私たちは、ここだったら立ったままで以後ごちが悪いので、もう少し広い場所に移動した。

 移動した場所は、先ほどよりも星がいっぱい見えて、心が全て満たされて、何より感情が全て持って行かれて苦しくなるような気持ちは初めてだった。

 「ねえ、ホープは毎日こんな綺麗な場所にいるの?」

 自分の名前より、このことのほうが気になった。

 「綺麗?………あっそっか。星は綺麗だもんね。キラキラ光っていて…」

 彼女はまた暗い顔に一瞬なった。きっとこのことも聞いてはいけないのだろう。

 いつになったら仲良くなれるのか。

 私は二足歩行の友達はホープが初めてだ。

 これからもっと仲良くなれるには……。

 考えた結果『心で考えて口に出さないことが多いから口に出そう』・『人の話をちゃんと聞こう』・『楽しい話題は一緒に盛り上がり悲しいときは一緒に悲しむ』だ。

 けどこれってこのときはこういう行動を。友達が笑ったから私も笑う。と本当の自分の気持ちを伝えられないで周りに流される気がする。

 これが二人だといいが、どんどん増えていくと周りに流され『いじめ』につながると思うと背筋が震えた。

 この結果は近いうちに再検討しないといけないようだ。

 私たちは惑星に並んで座ったまま上を見上げていた。

 ふと隣を見ると、彼女の目には『涙』が浮かんでいた。

 このときは一緒に悲しんだほうがいいのか?

 けど私は彼女のことを何一つ知らない。

 じゃあ話を聞く?

 もしそれで嫌なことをおも出させちゃったら……?

 私の脳内は彼女の『涙』をどう助けてあげるかで必死だった。

 考えていたら、彼女の『涙』助けを求めず地面へと死んでいってしまった。

 それじゃあもうその『涙』は助けられない。

 次同じことがあったら助けてあげよう。

 この気持ちは自分の正直な気持ちだった。

 

 「よしっ、名前でも決めるかっ」

 私は右手で拳を作り上にあげた勢いで立った。

 いつもホープから発言する場合が多かったので、たまには私から発言してみたのだっ。

 「そうだね〜。見た目は明るそうだもんねぇ。好きな趣味とかある?」

 彼女は私とは真逆にゆっくり立ち上がった。

 す、好きな趣味………ここで、『すっげー絵がエロいラノベが好きなんすよねぇ』なんて言えるわけがない。

 あ、けど挿絵はやばいけど内容はちょーかっこよくて面白いからね?

 だから「本が好きかな〜」と言っておいた。

 「そしたら、フランス語で本のことlivreっていうんだけどどうかな?」

  livreと書いて『リーヴル』と読むらしい。

 「ペットの鳥の名前がレーヴって言って、なんか似てるからいいかも!」

 レーヴとリーヴル………。元の世界に戻ったらこのことを話してやろう。

 「よしっ!じゃあまずは私の家でも来る?」

 ひとまずやることもないし、行ってみたいなぁ。

 「うんっ、お邪魔させてもらいます!」


 リーヴル彼女ホープは目を見て笑いあった。

 


 

 


 

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