登場人物紹介

今回は少ない!? ……かな?


水倉みなくら イロハ


狛狗の姫、当主継承の儀を受ける為に剣岳を目指す。

継承の儀において大昔の狛狗は先代当主を殺すという仕来りを告げられ愕然とする。



黄土うど


元々里で飼われていた犬だったが、大食らいで手が付けられず、那須山に捨てられ邪頭衆となった野狗。鈍重で足も遅い為、山の麓の方の見張りを言い付かっていた。

名前の元ネタは……うん、まぁそうねぇ。「キャイーン」は流石にやり過ぎた感はありますがそのまま残しました。……昔の私は何を考えていたのだろうか、今もだが。



珠妃たまき


邪頭衆の目論見で人間の術師に復活させられた九尾の狐、その本人。

仙術、妖術、陰陽術、奇術……ありとあらゆる術を使い、イロハと志乃らの前に立ちはだかった。

作中で使った逆五方星の印は陰陽師が使うそれに相反するものであり、強力な妖怪が好んで使う禁術である。うっかり低級な妖怪が使おうとすれば、たちまちその身に災い降りかかってくる恐ろしい術なのだ。

他にも植物や岩を操るなど地の利を生かした術を使った。

尚、二匹の狐を使い魔として使っていたが、これは殺生石の傍でたまたま見つけた二匹の子狐。死骸を見つけるなり妖怪として転生させた。

妲己だっき」時代(大陸で暴れまくっていた全盛期、詳しくは封神演義を参考下さい)に胡喜媚こきび王貴人おうきじんといった妹分をもっていたことから仲間が欲しかったのではないかと思われる。作中では助けに来る仲間のいたイロハに嫉妬する場面があった。

大陸でも日ノ本でも、神のすることに異を唱えるのは変わらない。神に匹敵する力を持つと自称しているが、殺生石を砕かれても尚これだけの力を持っているのだから間違いではないのかもしれない……。



津連布佐つづれふさの比紗瑚命ひさごのみこと


無間界に居た神。女性なのか男性なのか不明。太古、つまり日ノ本が出来る前から存在し、その頃から閉ざされた無間界に留まり現在に至る。

ちなみに彼女(彼?)のことを知らぬ神が殆どで、存在を知っているのはごく一握り。津連布佐比紗瑚命という名も自称である可能性が高い。

とある理由により無間界で気の遠くなるような時間を過ごしている。

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