《第15章》RYUのおつかい season2 

雨がしとしと降るなか、

今日もアイツはやって来た、、、


「おい、RYU!レターパック5枚買ってきて!」

「えぇ〜〜またぁ〜〜、、、いいよ、わかった」

「この前行ったからもうわかるでしょ!お釣りで自分のジュースも買ってきていいよ!」

「今日はいいよ、いらない!店長は何かジュース買ってくる?」


アイツがジュースを断るなんて、、、

しかも俺の心配をしてやがる、、、


怖い、、、


「いや、今あったかいコーヒー入れたばかりだから大丈夫、、、」

「わかった、、、じゃあ行ってくるね!」


帽子を被った彼は、

傘も持たずにお店を出て行った、、、


心配だった、、、

今度はどんな失敗をやらかしてくれるのか、、、


そしてほんのちょっと、

何かをやらかしてくれるアイツを、

期待している自分がいた、、、


ん!

ちょっと待て!!

アイツ傘も持たずにおつかいに行きやがった!

アイツが濡れるのは構わないが、

レターパックが濡れてしまうじゃないか!


慌てて外を見てみると雨は止んでいた、、、


アイツが傘を持っていかなかったのは、

帽子を被っていて、

雨に気付かなかった訳ではないようだ、、、


しばらくするとRYUは帰ってきた、、、


レターパックをレジに置いた!

ちゃんと5枚ある!

お釣りを置いた!

ちゃんとあっている!

無駄遣いもしてないようだ、、、


そうだ!

またこいつレシートを忘れてやがる!!


「ちゃんとレシートもらってきたよ!」


ドヤ顔でポケットからレシートを出しやがった、、、


完璧だ!

完璧なおつかいだ!

付け入る隙が無い!


よく見れば可愛い顔してるじゃねぇか、、、


(RYUよ、また一つ大人になったんだね、、、)


「ありがとう!お礼にチョコクッキーあげるね!」

「いらない!そんなのよりおつかい行ったんだから、新作のパック1個ちょうだい!!」

「・・・・・・・・」


コイツが出禁になる日が、

また一つ近づいたようだ、、、




『2回もおつかい行ったんだよ!パック1つくらいいいでしょ!』by RYU


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