新生児マス・スクリーニング―赤ちゃんの命を救う話を、ドクターから聞きました―

作者 氷月あや

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★★★ Excellent!!!

第二次世界大戦後、日本の平均寿命が延びた要因のひとつは、乳幼児死亡率の減少です。
年齢別人口構成がピラミッド型をしている発展途上国では、この乳幼児死亡率が高いことが問題なのです。不衛生な環境での出産、医療体制の不備、蔓延する感染症、医薬品(抗生物質やワクチン)の不足、栄養的に偏った食事、低い教育、戦争などなど……。
原因はさまざまですが、とにかく、五歳までに死んでしまう子どもが多い。多く生まれても、成人を迎えられないのです。

戦後。衛生環境をととのえ、妊産婦に教育を施し、皆保険制度をつくって医薬品を普及させ……小さな子どもたちの生命を救うために、産科や小児科の医師たち、看護師さんや保健師さん、助産師さん、薬剤師さんたちが懸命に努力してこられた成果が、現在の世界最高と言われる平均寿命です。
まあ、今度は逆に出産数が減少していることが、問題なのですが(汗)

数はどうあれ……小さな生命を救うために、小児医療に携わる方たちは、今日も頑張っておられます。

同じ医療現場の端にいるものとして、彼らにエールを送るとともに、
こうした作品を通して、陰で努力しておられる方たちに光を当てて下さった作者さまに、感謝を捧げます。
ありがとうございました。