第63話 夜が苦手…。

最近、夜が苦手です。

薬は増えたものの、効果は全く感じられず逆に悪化しているような

感じも受けます。

薬の量を処方の範囲内で減らしてみようかなと思います。


夜が苦手な理由は、ただ一つ…。

私の脳内で人間が危害を与えてくるのです。

その思いを振り払っても振り払っても、危害を与えられる部分の

無限ループ。

結局、疲れ果てて眠りに落ちている感じです。


寝る前は、無理にでも楽しい事を考えて寝るのが良い朝を

迎えられるコツらしいですが、それが出来ません。


一人で居られる時間が少なすぎます。

今の部署に配属されるまでは、一人で居られる時間が多かったから

仕事も出来ていたけど、今の部署では誰かが近くに居て警戒の日々です。


人間が視界に入る間は、危害を与えられるイメージが常に頭の中を

巡り、へとへとになります。

相手の何気ない一言もにも、心が酷く傷つきます。


私は、傷つきたくない。

もう誰にも傷つけられたくない。

だから、一人で居る時間が必要なのです。


今の職場で、人間とずっと関わる仕事をしているせいか一人になっても

脳内で人間の存在があって辛いです。


楽しい事、楽しい事を考えないと…。

あれ? 楽しいって何?

楽しいがよく分かりません。


今、一人で部屋に居るのに脳内で背後から人間に頭を殴られている

妄想があります。

大丈夫。

痛みが無いから、まともでいられる。


もう、私を傷つけないで欲しい。

人間が怖い…。

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