第53話 親友…。

朝、目覚まし時計が鳴って目が覚めました。

目覚まし時計をとめる気力もなく、そのまま寝ていました。

今日も仕事か………。

正直、1日だけの仕事でもキツいけど無理をしないと

働けない現状があります。

体調不良も地味に続いているようで、少し呼吸が苦しいです。

パニック発作の類だと思うので、数十分もすれば解消します…。

パニック発作も少し前までは治っていたのに、また再発するなんて

精神的な問題は悪化しているんだなぁと思います。


そう言えば最近、友人と情報を共有しています。

情報を共有するのは、高校時代以来です。

あの頃は、話しかけて来てくれた人達も多く比較的、充実していました。

私が避けても関わってきてくれたので、今でも友人です。

高校を卒業して最近まで、何年間だろう?

軽く10年以上は、友人(人間)と情報共有をした事が

ありませんでした。

同じアニメの情報を共有して話題にしているのですが…。

私の場合、誰とも情報を共有する必要が今まで無かった為に

テレビも流し作業でいざ、真剣にアニメを見てみると…。

昔はすんなり覚えられていた、キャラ名も覚えられなくなっていました。


情報を共有する事が無い ≒ ほとんど一人で居る生活が長かった

為か、退化していました。

人間は、時代に合わせて進化も出来るけど、必要のない機能は失う

退化の道も進める生き物ですよね。

人間って、不思議な生き物です。


とりあえず、情報を共有できる今を大切にして少し無理をしてでも

アニメを見る時間を作ろうと思います。

ただ、アニメを見ていて精神状態が悪化しているなと思った事も

あります。


昔から人間はダメだったけど、アニメのキャラクターとなら

良い関係を築けるかも? っと思っていたのですが今の私には

アニメのキャラクターと関わる事があっても、そのキャラが人間で

ある以上は脅威だなって思います。

本当に終わっているなと自虐思想に支配されます。


この情報を共有している友人も私の中の適切な時期に

会ったりしています。

期間を空けてしまうと、恐怖の対象になってしまいます。

相手は少し期間が空いても何も思わないとは思いますが

私はそうはいきません。

数少ない親友を失いたくないと言うのもあります。

これって、ただしがみついているだけで聞く人から

聞けば重いですよね。

ただ、こうやって適度に会っている事で情報の共有と言う

新しい部分にたどり着くことが出来ました。

これが何か精神的に良い作用を生んでくれれば嬉しいのですが…。


ちなみに、親友をここまで信頼しているのは純粋な心ではなく

汚れた心です。

私が親友として認めている人には、命を奪われても仕方がないし

裏切られても仕方がない。

その覚悟で付き合っています。

この付き合い方も重いですよね。

高校時代からの親友が多いのですが、高校を卒業して10年以上

付き合いがあるのに未だに命を奪われるだとか裏切られるとか

思っている自分が悲しいです。

高校時代、私は必死で避けようとしていたのに、関わってくれたおかげで

最初は怯えていたけど、だんだんと馴れる事が出来ました。


私にも彼らのような自分から人間と関わっていけるような強い心が

あれば良いのに、現実は残酷で人間を避ける事しかできません。


辛い現実です。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る