第48話 薬の効果に期待…。

薬が変わって、2日目の朝…。

目覚まし時計が鳴って目が覚めました。

薬が変わってから2日目ですが、朝は比較的、目覚めやすく?

起きやすくなっているのを実感します。

本当に薬の作用って、凄いなぁと思います。

私のメインの症状である、人間に危害を与えられると言う考えは

消えないものの、朝がスムーズに起きられるのはとても助かります。


統合失調症だったとして、会社の冷蔵庫に入れてある物に

毒を入れられているかもしれないと思ってしまう被毒妄想や

常に監視・観察されていると思う注察妄想などが軽くなって

くれると助かります。

あと、最近、分かるようになってきたのが追跡妄想です。

誰かに命を狙われたり狙撃されると言うのは、追跡されていると言う

事とイコールだと思います。

あとは、心気妄想も若干、あります。

私の今の精神状態がいったい、何によるものなのかが分からないですし

解決方法も見つかっていないので当然と言えば当然なのですが…。


人間に危害を与えられたくない事から、人間関係も築けませんし

人間に危害を与えられたくないから、外に出たくないと思う日も

あります。

家から外へ出る時には、命を捨てる覚悟が必要です。

生きて家に帰ってこられる事だけでも、私にとっては奇跡なのです。

例えて言うなら、家から外は戦場であると思っていただけると

分かりやすいと思います。(健常者の人には…。)

銃を持った人間がウロウロしていると分かっていて、健常者である

あなたは無防備な状態で外に出られますか?

おそらく、出られないと思います。

出られたとしても、何らかの武装はすると思います。

日本は比較的、安全な国でしょう。

だから、健常者にはその恐怖が分からないと思います。

私にとっては、人間が殺人兵器なのです。

人間の存在そのものが兵器なのです。

それに対して、私は武装する事が出来ません。

自己防衛の為に武装なんかしていたら、警察に捕まったりして

本末転倒です。

心療内科の先生の言う通り、本当に普通なら引きこもって

家から出られない状態だと思います。


それでも、病気を克服したいし、仕事には行かなければ

なりません。

外に出るのが辛い日でも、必死な思いで外に出なければ

なりません。


人間に危害(殺される。)を与えられるという考えは

薬では、治せないと思います。

私が考え方を変えるか………。

もしくは、薬を大量に飲んで自分が分からない状態にまで

脳を麻痺させて置物のような状態で恐怖心も消えた状態で

人間の中に居るくらいしか方法は無いのではないでしょうか?

見世物ですね。

こうなってしまうと…。

むしろ、今でも上司に見下されている感じがします。


流石に薬で脳を麻痺させるのは、個人的には嫌ですし…。

私は車の運転が好きなので、薬には頼りたくないです。

言うのは簡単ですが、考え方を変えて克服したいです。

まぁ、その考え方を変えられたら今まで悩んでいないと思います。

小さい頃から(小学生くらい…。)人間って苦手だったし…。


本当に辛いなぁ。

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