特に描写はないのだけれども、花岡さんの描くイケメン男子は全盛期の藤木直人を連想します。さて、ヒロインさんのモデルは誰だろう。
さくらの花びらがひらひらと舞い落ちる情景がまぶたの裏側に映るような素敵な作品でした。柊さんの書かれる女の子は素直で、やっぱり今回も驚き方が可愛かったです!是非春を一足先に感じてみてください…!
本作を読むと、コーヒーが飲みたくなる。公園のベンチで物思いにふけりつつ缶コーヒーを傾けるも良し、隠れ家めいた喫茶店でマスターの秘伝を味わうも良し。 桜に想いが絡むのは王道ながら、主人公の知的好奇心に満ちた観察力が秀逸。それを受けてか受けずでか、さらりと登場する彼に嫌味がなくて更に良い。 またあの店にいきたい。
「私」と、その私の行きつけのコーヒーショップにいる「店員さん」のお話です。情景描写が美しく、作中に出てくる桜や、美味しそうなコーヒーなど、その香りまで感じられそうなほどです。短編ということで美しくまとまっていますが、叶うのならばこのお話の続きが読みたくなる、そんなお話です。みなさんぜひ、ご一読を。
ふたりの距離の縮まり方がとても素敵でした♪また、物語全体がとても優しい文体となっており、その優しさに包まれながら淡いピンクの桜の花びらがひらひらと舞っているような感覚になりました。素敵な恋のお話です。