弐 椿

弐章

新芽がやがて深い緑になり、朱花ノ都に夏が来た。


だが、季節が変わったところで大半の花は枯れない。


ほんの一部の花が少しだけ摘み取られる。


そしてそのまたほんの一部の花が唯、命のほむらを絶やすだけ


枝垂れる柳はその影を廊に映すが、


花にどれだけの影響を与えるかなど、ほとほと疑問である。


夏とて萌えよ、満開の花

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