暗い気分で、字を読むことも苦痛な状態でした。菜摘さんの文章には逢いたいと思って、優しそうなこの話を選びました。たくさん出てくるドロップに、九藤が慰められているようで。ほんの少しの切なさが配合…続きを読む
雨と飴、そして涙。水滴状のかたまりが場面毎の心情とリンクしてその輝きの色彩を変える。その表現にとても感心した作品です。 この作品を恋愛モノとしての評価は他の方がたくさんされてるのかもしれません…続きを読む
主人公は、雨に愛されてしまった女の子。彼氏と上手くいかず、誕生日に一人きりで宿を取る。大事な日は、やっぱり雨。心は遠くの大事な人を想いながら、刹那の雨に濡れて恋にも似た気持ちに揺れる。『雨…続きを読む
始まりを書いた恋愛でも、終わりからの再動を書いた物でもなく現在形の物語。スタイリッシュな文章で綴られた大人の雰囲気に、ただただ目を奪われてしまう。オチに向かってぐんぐん収束していくコンテスト作品の中…続きを読む
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