六人の赤ずきん

作者 @icecrepe

★★★ Excellent!!!

カクヨムで読んだ作品の中で、おおよそ最高峰のダークファンタジー

この極上の、ダークファンタジーが。
ありとあらゆる称賛をもってたたえられるべき、幻想のミステリーが。
なぜ今だ、ほとんど無名なのか、私にはちっとも理解できない。
こんなにも心が躍り、こんなにも痛切な気持ちになるおとぎ話がほかにあるだろうか。
いや、ない。
冗談ではなく、ない。

この物語のテーマは赤ずきんとおおかみだ。
それはあるいは、使い古されたモチーフかもしれない。
だが、はっきり言おう。
そんな心持では圧倒される。
絶対に、謎を解くことはできない。
魔法の類を使ったミステリーというのは、ここ10年なかったわけではない。
だが、これはそんなレベルではない。
そんな場所にはいない。
話の筋書き、内容、ギミック、これだけ十分プロとして通用する。
いや、きっとプロに違いない。
そう思わなければ、やっていられないほどの傑作だ。
なによりよいのは、主人公たる猟師が、悩み、屈折し、不完全でありながら、頼れる大人であるというところだ。
子どもが、大人が、どちらもあこがれる大人だというところだ。
ノベルゼロコンテストは、当時子どもだった大人たちが読んだ、その物語の中で憧れた大人を描いてほしいという企図のもと開催された。
ゆえに、私は声高に叫ぼう。

このコンテストの大賞に最もふさわしい作品は、六人の赤ずきんであると!

もはや言葉は不要。
是非読んで頂きたい埒外の傑作である!

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