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さすがです!
よく考えて設計されていると感じました。
先生は何もかも知っていたんですね。
活動のない土曜日に鍵を借りていく。
でも、第一美術室へ行くと誰もいない。
そんなことが、何回かあれば、はてな? と思いますよね。
きっと、第二美術室へ行く前に外から確認したと思います。
3階だから、どこからでもよく見えたはずです。
そう、だから、第二美術室が3階に設定され、窓から景色がよく見えたんです。
先生からは、開いた第二美術室の窓に、人影も見えたことでしょう。
教師としては、学校内で間違いが起きてはいけません。釘を刺す必要があります。
でも、危ない場面に直面するのは、さすがに気まずいです。
だから、ワザと一歩一歩足音を立てて、廊下から接近したではないでしょうか?
そう、服を整える時間を与えたのだと思います。
しかし、扉を開けると男子だけが一人で逃げた。
これには、教師としてではなく、大人の男としてカチンときたのでしょう。
そこでトイレでの一言となったわけです。
後日、呼び出しとかがなかったのは、あいつならそこまで言わなくても分かるだろうと、信頼している証だと思いました。
第二美術室へ行くという行為そのものが、指導の一環だったんです。
主人公はそれを受けて成長したのでした。
よくできた先生と言う人は、生徒をよく見ているんですよ。と、言うのがテーマだったように感じました。
うーん、いいお話でした。
ありがとうございました。
でも、もし、私が主人公だったら、内側から鍵をかけませんね。
学校なんだから変なことはしないよと、彼女のために……。
そして、鍵をかけていないんだからと、自制するために……。
作者からの返信
深く読み込んでいただき、ありがとうございます♪
実は最初の設定では、美術室は1階にしていました。
しかし、1階にすることで、逃げ道の選択肢が増えてしまうこともあり、3階へ変更しました。
それと、普段開けていない第二美術室のカーテンが揺らいでいれば、教師として施錠の確認に行く必要があり、合鍵を持ち向かった……という形になります。
男の子が鍵をかけてしまったのは、やはり心のどこかでやましいこと(隠し事)をしている、という感覚があったのでしょうね。
隣町にデートに行くのですから、人に知られたくない、と言った意識が強かったと思います。
いつもありがとうございます♪
かっけぇー! 鳥肌ゾクゾクッ!
美学を語る臭い男って、ツボなんですよー♡
それも、男子トイレで! 漢臭、強烈っ!w
この先生、きっと気づいていたんでしょうね。
それで、さりげなく釘を差しにいったと。
トイレに逃げるのも、先刻読まれていたと。
漢の名セリフも、練りに練ってあったに違いない。
個室に逃げ込まなくて良かったねーw
作者からの返信
臭い台詞って短い言葉ですが、先生の人生観のようなものがありますよね。
臭い台詞がなぜかすごく似合う人っていますよねっ!
この先生も、生徒に何か気づいてもらいたかったのだと思います。
個室に逃げたら、力士のような張り手で扉を開けてくるかもしれません。
ひぃ。こわい笑
編集済
美術や音楽という教科は必須科目ではないですが、そこに従事していらっしゃる先生方は芸術肌のせいか、美学を持っている方が多いと思います。
二人のドキドキよりも先生の言葉が胸に響く回でありました。
そして、私思うんですよ!(いきなりテンションアップ)
女の子を逃がしたとしたら、先生は女子トイレに入れないじゃないですか。
力士が女子トイレに乱入とか洒落にならないですからね!
その場合、先生は第二美術室で美学を語る事になって、それだとトイレだからこそ生きる「くさい」台詞が死んじゃうじゃないですか。そこを考えた時、私はこの構成に鳥肌が立ったわけです。
作者からの返信
なるほど! さすがトイレにいる佐月詩さん!笑
先生の専門領域である美学を、普段のフィールド外、しかもトイレで放つことで、より言葉が生きてきたのかもしれませんね。
トイレとはかけ離れた言葉がギャップを生みますね。
そこまで深く考えていない構成でした汗;;
(理科室じゃなく、美術室にして良かったぁ♪ ごにょごにょ……笑)
先生がカッコ良すぎます……!! 痺れました!!
作者からの返信
先生、くさいセリフですね。トイレだけに。笑