これは、怖かったです。
よく目にするパターンですが、「あたし」に気づいてからの早い展開が怖くてよかったです。
改行を重ねた長い間も、緊張感をうまく引き出していました。
トイレのお話なのでトイレに篭城するのかな? と思いました。
トイレに篭城してると思っていた時は、外国映画みたいに、大きな音とともに、ドアから貫通した刃物が飛び出るのではないかと想像しました。
でも、難なくトイレのドアが開き、うまく外されました。予想を外したのもよかったです。その代わりに納戸の扉が開いたのですから。
ちゃんと刃物、包丁は持っていましたね。
「――あたしたちいつでも会えるしね。おやすみ」
と
「あたしたちいつでも会える、死ね。おやすみ」
の掛け合わせもよかったです。
ラストまで怖かったです。
ただ、読み終えて2つ疑問を感じました。
1つ目が、新しい彼女はスマホや携帯をロックしていなかったのかな? という疑問でした。
でも、包丁を持っていたのですから、新しい彼女もその包丁で脅して、ロックを解除したとも考えられますよね。
すいません、1つ目の疑問は解消です。
すると、あの女は新しい彼女とのメールを読める状態にあります。
それらを読んだあの女が、逆上するさまが思い浮かびます。
こ、怖い! 怖いです!
読んだ後も怖いです!
そして、
2つ目に感じたことが、据え置き型のPCを使っていた時代なら、メールの返信で在宅を確認できますが、スマホで在宅は確認できないのではないか? という疑問でした。
でも、読み返してみると、主人公が「おやすみ」と返しているので、在宅と予想できますね。
それに、一度玄関の前まで来ていますし、部屋の明かりからも分かったかも知れません。
すいません、読みが足りませんでした。2つ目の疑問も解消です。
すると、あの偽装メールは何のため? 気持ちが高ぶってその勢いで送ったのではないだろうか? では、なぜ気持ちが高ぶったの? 一仕事終えたから?
一仕事って何? それは、新しい彼女を包丁で……!
そして、新しい彼女のメチャクチャになった顔を、グイグイと踏みつけながら、偽装メールを送ったとか?
ひーっ! 怖いです!
さすがです! 読んだ後も誘導されたみたいです!
3度も怖さを味わいましたぁ!
このコメントを書いている今は1月ですが、この作品は夏に公開されています。
そうかあ。そういうことかあ。どうりで、寒いわけです。
最後に、日本の伝統を感じました。
怖いお話は夏――。
作者からの返信
いつもありがとうございます♪
怖がっていただけて、とても嬉しいです!(>_<)
今回のお話はWEB小説の特長を活かして、改行で緊迫感を演出してみました。
普段やらない方法なので、余白の長さとかうまくいくか心配でした。。
また、トイレ小説なので、「必ずトイレが出てくる」という心理をミスリードにつなげました!
ホラーは夏が合いますね♪
わわわっ
((((;゚Д゚)))))))
ナマンダブ ナマンダブ(>人<;)
この時間に読むと。
さすがに後ろ振り向いちゃったわ
作者からの返信
深夜帯にホラーはこわいですね!
ふぅ。こわいこわいっ!(>_<)